※本ページは「2026年度 愛知県公立高校入試 解答速報」の最新・公式まとめページです。
小牧市より、愛知県公立高校入試の情報をどこよりも早く、そして詳しく発信している
小牧市の個別指導学習塾「名学館小牧新町校」塾長の吉澤です。
この記事では、2026年2月25日に実施される「令和8年度 愛知県公立高等学校一般選抜 学力検査」について、
問題の解答速報および出題内容の分析を行います。
解答速報は、試験当日より教科ごとに順次掲載予定です。
なお、本記事の解説は、**各教科を専門に指導している個人塾の先生方(現役指導者)**にご協力いただいています。
🔴 重要なお知らせ
2026年度 愛知県公立高校入試の
👉 【解答速報はこちら】(試験後、順次更新)

さて、いよいよ本番です。
最後まであきらめずにがんばりましょう!!

2月25日(水)
各教科の試験終了後20~30分程度で
問題と解答速報を出していきます。
各教科の試験時間は以下のようになっています。
第1時限:国語 9:10~9:55
第2時限:数学 10:20~11:05
第3時限:社会 11:30~12:15
昼食 12:15~13:05
第4時限:理科 13:15~14:00
第5時限:
英語 聞き取り 14:25~14:35
英語 筆記 14:50~15:30
解答・解説してくれる塾長の紹介

今年度は昨年度と同じ最強メンバーで挑みます。
お忙しいなか、吉澤のわがまま企画にいつもお付き合いいただき感謝しかないです。
国語解説担当 あかつき塾
名古屋市緑区 あかつき塾 久塾長

国語力はすべての教科の土台となる力です。今年も国語指導に定評のある『あかつき塾』が国語の解説を担当します。
数学の解説担当 セルモ日進小学校前教室
日進市 セルモ日進西小学校前教室 西尾塾長

受験生のみなさん本番まであと少しがんばりましょう!!
社会解説担当 ネクサス
江南市 勉強のやり方専門塾ネクサス 伊藤塾長

勉強のやり方を教えて偏差値10以上上げる指導をしています。
入試まであと少し!!いままでやったことの復習をしっかりやりましょう。
理科解説担当 平手塾
春日井市 平手塾 平手塾長

小学生から高校生まで理系教科の得意な平手塾です。
今年も最速でわかりやすい解説をお届けします!
英語解説担当 ING進学塾
名古屋市名東区 ING進学塾 飯田先生

先日中1、2年生向けの英語の教材を出版しました。
[中学1年]これだけ!英単語&英文法
[中学2年]これだけ!英単語&英文法
僕のすべてを詰め込みました!!

塾長のおすすめ教材として紹介していますので、是非そちらも見てください!!
愛知県公立高校入試 当日までに受験生がやるべきこと
① 新しい問題集・予想問題には手を出さない
★今から新しい教材は逆効果
★やるだけで復習しない
★間違えた問題が増えるだけ
★不安が増す

この時期に新しい問題集や予想問題に手を出す必要はありません。
できなかった問題が増えると、不安が大きくなるだけです。
今やるべきことは「できる問題を確実にすること」です。
まずは、これまでにやった教材の見直しをしていきましょう!!
② これまで間違えた問題だけを見直す
◎問題集・ノートを最初から見直さない
◎「×がついた問題」だけ

ノートやプリントを最初から見直す必要はありません。
「以前に間違えた問題」「解き直しをした問題」だけを確認してください。
それが一番点数につながるよ!!
③ 理科・社会は「用語+資料」を軽く確認
★暗記の詰め込みはNG
★写真・グラフを見る
★特に用語は書くよりも、言えるようにする
⇒マーク式で書ける必要なし

理科・社会は直前でも効果あります。
④ 前日は早く寝る(これが一番大事)
★勉強より睡眠
★脳のパフォーマンス

前日は無理に夜遅くまで勉強する必要はありません。
点数を決めるのは、当日の集中力と判断力です。
しっかり睡眠を取ることが、最大の入試対策です。
⑤ 当日は「終わった教科を引きずらない」

1教科終わるごとに「できた・できなかった」を考える必要はありません。
友達とあの問題できた?なんて会話は不要!!
終わった教科は忘れて、次の教科に集中してください。
入試はトータルで点数を取る試験です。
⑥ 試験が終わったら必ず自己採点をする

試験が終わったら、必ず自己採点をしてください。
自己採点は「合否のため」だけでなく、
中学3年間の勉強の集大成を振り返る大切な作業です。
遊ぶのはそれからでも遅くありません。

マジこれ大事っす!!
第1時限 国語 問題・模範解答例・解説

2月25日当日は試験終了後1時間以内に、解答例の画像、問題・解答をPDFで公開していきます。

国語 問題・解答例PDF版
ここに解答例・問題を表示
国語の解説

国語の解説はあかつき塾 久が担当します。
よろしくお願いします。
2025年度と比べてやや難化した。全体の平均点は13から14点になるだろう。
やや難化の要因は大きく3つである。
①全体で200字近くの増加
大問1 2600字
大問3 2600字
大問4 240字
②小問のうち、該当するものを2つ選ぶ問題が多くあった。1つは選びやすいがもう1つが選びにくい問題がほとんどだったため、迷ったと思われる。
③古文については、言葉遣いが平易なわりに内容が中学生にはとらえにくい話だった。
デジタルメディアにおける写真のありかたについて述べた文章だった。
小問 1から3までは易しめだった。
4は非常に選びにくかった。愛知県でよく出る【論の進めかたの特徴として適当なものを2つ選ぶ】ものだったが、その2つが近いものだったため、逆に迷ったかもしれない。
5は生徒の感想を並び替えるものだった。特に4番目と6番目にくるものを選ぶのは難しかった。
配点も特徴的で得点しにくいだろう。
1馴染みが薄い熟語のため、難しかっただろう。
2簡単そうに見えて、弁明と賢明で迷ったかもしれない。
中3と美術教師のやりとりを描いた読みやすい小説だった。
1から3までは、取りやすい問題だった。
4と5については、選択肢のことばが微妙でしかも完答だったため、得点できない生徒のほうが多かっただろう。
幕末の井伊直弼の文章というかなり珍しい出題だった。
1古文・漢文の問題
ここ数年毎年出題されている主語に関するものだったが、例年に比べてかなり難しかった。
2傍線部の内容を尋ねる問題
話の展開を正確にとらえていないと答えられない難しい問題だった。
3傍線部の意図を尋ねる問題
登場人物の気持ちを的確に想像しなければならず、かなり難しかった。
4文章の内容として最も適当なものを選ぶ問題
本文全体を理解した上で、さらに中心人物の「宗旦」の意図を読みとるという高度な読解を要求する問題だった。
大問1の4、5
大問3の5
大問4の1、4

講評
論説、小説、古文とも、近年の入試問題の中でも非常に適切な文章選択、設問構成であった。
特に今年は、古文が良問だった。各設問の中で、全体の高度な読解力を問う構成は見事であった。
難化はしたものの、最近の入試問題の中では最も共通テストに寄せておらず、よい傾向である。このままさらに共通テスト寄りから脱却してほしい。
日ごろから、漢字を熟語や文章の中で使えるよう丹念に勉強しておく必要がある。選択肢だからといって侮ると意外とまちがえる。 また、文章全体から内容を正確に読み解いていく姿勢で取り組んでほしい。
第2時限 数学 問題・模範解答例
数学の模範解答例

数学 問題・解答例PDF版
数学の解説

数学の解答はセルモ日進西小学校前校 西尾が担当します。
数学全体解説
これまでの問題より、一段難易度が上がった感があり、取りこぼした生徒も多いと思います。 計算の正確差だけでなく、数学用語の理解(絶対値や素数、自然数の意味)反比例と一次関数の融合などが必要だったので、例年より得点が取りにくかったと思います。
3問ある2点問題がどれも難しく、また時間がかかるので、ここで特典できたかどうかが大きいと思います。
(1)2点問題 最小公倍数=1というのがどういうことかを正しく理解しているかが鍵でした。 そのうえで表を作って正しく数え上げられたかどうか。
(2)2点問題 折り返した線の長さの和が最小になるという条件は、その2直線を折り返したとき直線に並ぶということに気づけたかどうか。 さらに、等積変形を使ってY軸の長さを底辺として面積を求めることができたかがポイントです。
(3)① 問題をよく読めば底辺が4×4の直角三角形、高さ6の三角錐になることに気づけたか。
(3)② 2つの立体の堆積V(PFPQ)とV(REFGH)のグラフを正しく書けるか。
(1)BCに補助線引いて、直径の円周角=90°を使えたかどうか。
(2)①三平方の定理を使えるかかどうか ②補助線を外に出して二等辺三角形の面積-外に作った三角形の面積という解法を見つけられたかどうか。
(3)①三平方の定理の2回正しく使えたかどうか。 ②斜めの台形の面を真横から見たときの図形を書いて、比をもとめ、OG:OC==OH:OD=1:2、HG=2 台形HGBAの高さを真横の図から三平方の定理で求めることができたか。

全体の予想
全体を通して難化しており、平均点は一昨年を下回る10点台 まで下がると予想します。
大問1


大問2
さいころを2回投げるので、(a,b) の起こり方は全部で
6×6=36通りです。
あとは各選択肢が何通りあるか数えて、一番多いものを選びます。
ア「a−b が自然数になる」= a−b≥1 つまり a>b aがbより大きい場合を数えます
b を固定して数えると早いです。
• b=1 のとき a は 2~6 → 5通り
• b=2 のとき a は 3~6 → 4通り
• b=3 のとき a は 4~6 → 3通り
• b=4 のとき a は 5~6 → 2通り
• b=5 のとき a は 6 → 1通り
• b=6 のときなし → 0通り
合計 5+4+3+2+1=15通り(15/36)
イ「a−b が自然数にならない」= a−b≤0 つまり a≤b
これはアの反対なので
36−15=21通り(21/36)
ウ「最大公約数が1」の組み合わせを数えます
実際に a を1~6で分けて、b と約数が1以外にないものを数えていきます。。
• a=1:b=1~6全部OK → 6通り
• a=2:b は 1,3,5 → 3通り
• a=3:b は 1,2,4,5 → 4通り
• a=4:b は 1,3,5 → 3通り
• a=5:b は 1,2,3,4,6 → 5通り
• a=6:b は 1,5 → 2通り
合計 6+3+4+3+5+2 = 23通り(23/36)
エ「最大公約数が2」
(a,b) が両方とも2の倍数で、さらに4の倍数同士などになりすぎないもの。
(2, 2), (2, 4), (2, 6), (4, 2), (4, 6), (6, 2), (6, 4)の 7通り(7/36)
オ「ab が素数」
素数は「1×素数」しか作れないので、出目1~6では
ab が素数になるのは
(1,2),(2,1),(1,3),(3,1),(1,5),(5,1) の 6通り(6/36)
カ「ab が3の倍数」
a か b のどちらかが3の倍数(3か6)ならOK。
3の倍数でないのは {1,2,4,5} の4個なので、
• 「どちらも3の倍数でない」…4×4=16通り
よって
36−16=20通り(20/36)
まとめ(通り数)
• ア 15
• イ 21
• ウ 23(最大)
• エ 7
• オ 6
• カ 20
だから最も起こりやすいのは ウ です。
まずaを決める(C が「BC+CA 最小」)
A, B は y=ax^2上で x=2, 4だから

C は y軸上(x=0)で、BC+CA が最小。
ここは「反射」を使う定番:
- 点Aを y軸で反射した点を A'(-2, 4a)とする。
- すると、B→C→A の最短は B→C→A’ が一直線のとき(Cはy軸上)に起こる。
つまり C は直線 BA’と y軸の交点。
直線 BA’の傾き:

B は (4, 16a)、C は (0, 4)。
直線BCの傾きは

両辺に -4をかけると
4-16a=-8a
4=8a
a=1/2
よって

四角形BCOAの面積を

として求める。
△COAの面積(底辺をCOにする)
COは y軸上で長さ 4。
点A(2,2) から y軸(直線 x=0)までの距離は横の長さで 2。
よって
面積(△COA)=(1/2)×4×2=4
CB∥OAになっているので、
底辺をCBにしたまま、頂点Aを OAに沿って O に移しても、面積は変わりません。
△COBの面積(底辺をCOにする)
底辺 CO=4。
点B(4,8) から y軸(x=0)までの距離は横の長さで 。
よって
面積(△COB)=(1/2)×4×4=8
合計 面積(BCOA)=4+8=12
四角形 BCOAの面積は12なので、半分は6
「底辺をCO」にして面積6にしたい
COは y軸上で長さ
CO=4
原点Oを通る直線で四角形を2等分するとき、その直線は辺 BCと交わって点 Pを作り、
四角形のうち一方の面積が△OCPになります(図の形からそうなる)。
つまり
面積(△OCP)=6
底辺をCO(=4)とすると、三角形の面積は

より

ここでの「高さ」は、底辺 CO y軸上なので、y軸から点Pまでの横の距離です。
だから

となります。
点Pは辺BC上で x=3の点、つまりP(3, y)
BC は C(0,4) と B(4,8) を通る直線。
まず BC の傾きは

傾き1なので、「xが1増えるとyも1増える」。
C(0,4) から x を 3 増やして x=3 に行くと、y も 3 増えるので

よって
P(3, 7)
求める直線は O(0,0) と P(3,7) を結ぶ直線
傾きは

原点を通るので
y=(7/3)x
答え:y=(7/3)x・・・・(オ)

まず:V(BFPQ)=yの作り方(青のグラフ)
四点 B,F,P,Qを頂点にもつ立体は「三角すい(四面体)」になります。
ポイントは、体積が

で出せること。
ここで底面を△BFQと見ると、
- BF=6
- BQは Qが BCを進む距離
- △BFQは直角三角形なので

高さは「点 Pから、△BFQ のある平面までの距離」ですが、この問題ではそれがちょうど「Pが Bから進んだ分(平面から離れた分)」になります(図の動きが直交関係になっているため)。
すると

あとは時間ごとに BQと高さを読むだけです。
0~6秒
・QはBCを毎秒1cm ⇒ BQ = x
・PはBAを毎秒1cm ⇒ 高さもx
よって

6~12秒
・Qは Cに到着して止まる ⇒ BQ = 6
・Pは AD上を動くが、高さはずっと最大の 6
よって
y=6×6=36
12~18秒
・QはずっとC ⇒ BQ = 6
・Pは DC で D ⇒ C へ進むので、高さが 6 ⇒ 0 と毎秒1cmずつ減る
12秒で高さ6、18秒で高さ 0 だから
高さ=18-x
よって
y=6(18-x)=-6x+108
したがって

次:V(REFGH)の作り方(オレンジ色のグラフ)
E,F,G,Hは底面の正方形(面積36)。
Rを頂点とする「四角すい」なので

高さ = 点Rの「底面からの高さ」です。
底面は下の面なので、これはRの位置がFからどれだけ上か(z)で表せます。
Rの動き(秒速1cm)より高さzは:
・0~2秒:Rはまだ動かずI(中点)にいる ⇒ z=3
・2~5秒:I⇒F に下りる(3cm下りる)⇒ z=5-x
・5~11秒:F⇒Bに上る(6cm上る)⇒ z=x-5
・11~17秒:B⇒Fに下りる ⇒ z=17-x
・17~18秒:また上り始める ⇒ z=x-17
よって
V(REFGH)=12z
でオレンジ色の折れ線が書けます。
①x=4のときのy
x=4は 0≦x≦6の範囲なので
y=x^2=4^2=16
※x^2はxの2乗を表す
答え:イ(16)
②0~18秒で2つの体積が等しいのは何回?
グラフの交点の数から4回とわかります。

直径に対する円周角より∠ACB=90°
ABは直径なので、半円周上の点Cから見た角
∠ACB=90°
∠CBD=90°-73°
∠CBD=17°
同じ弧CDからの中心角が∠CODなので、
∠COD=2∠CBD=2×17°=34°

①
三平方の定理より、AF=15
②
直線AFと直線BCの交点をGとする。
AD ∥ BG より
∠DAF = ∠CGF(=∠EAG)
つまり △AEG は二等辺三角形
△ADF ∽ △GCF より
FG = 5,CG = 4
(1)のAF=15と合わせて考えると
AG = 20
点Eから辺AGに垂線を下ろし,交点をHとする。
△ABGは二等辺三角形であるから AH = 10
△AHE ∽ △ADF(=二角が等しい)より
AF : AH = DF : EH
15 : 10 = 9 : EH
∴ EH = 15/2
△AEG
= 20 × (15/2) × (1/2)
= 75
△GCF
= 4 × 3 × (1/2)
= 6
(四角形AECFの面積)
= 75 − 6
= 69
OI:IK=1:2
よってEL:LK=1:2
EL=1
JL=3+1=4
FE:IL=3:4
FE=3√2/2
IL=2√2
三平方の定理より、IJ=2√6
台形GHABの面積は、 上底=2 下底=6,高さ 2√6なので
(2+6)/2×2√6=8√6


第3時限 社会 問題・模範解答例
社会の模範解答例

社会 問題・解答例PDF版
社会の解説

社会の解説はネクサス 伊藤が担当します。
(1)中国の皇帝が金印を授けたのは57年なので、同時期に起こったのはローマ帝国の成立(1~3C)の【イ】。ポリスはBC8Cごろ。
(2)厳島神社、平清盛に関連する出来事なので瀬戸内海と平安時代についての【オ】を選ぶ。
ちなみに厳島神社の建造は6Cで平清盛によって修造された。
(3)打ちこわしは米屋などを襲ったできごとなので【ア】。
一揆は代官や領主に対する要求や反乱のこと。
国風文化時代のある天皇について資料を読み解く問題が中心。
大学入学共通テストを倣ったもので、例年にない出題形式にとまどった受験生も少なくないかもしれないが、歴史の知識はほぼ必要なく、丁寧に資料を読み解けば解ける問題。
(1)
Aは明らかに【正】
Bは同一の天皇なのに元号が変わっているので【誤】
Cは資料Iより「天変によるもの」とあるので【正】
Dは元号が変わったとは記述されていないので【誤】
(2)
薩摩藩について1862年の生麦事件に関する記述である【エ】が正解。
アは旧幕府軍ではなく新政府であり、倒幕後の新政府に対する反乱である西南戦争と混同しないようにしたい。
(3)
歴史の流れを問う問題。
アの国際連盟は1920年、次は、【ウ】のニューディール政策は世界恐慌(1929年)後である。
オのNATOは東西ドイツの分割統治に代表されるように戦後1949年の発足で、その後の冷戦へとつながった。
また、【イ】のベトナム戦争(1954年)は、北ベトナム(ソ連が支援)と南ベトナム(アメリカが支援)の対立であり、冷戦時代を象徴するできごとという流れを理解していることが重要である。
エのEUは1993年の発足。
(4)
まず資料VIIから大内裏の北東は一条通りに面したPであり、大路に隣接する邸宅が由来とわかるので【イ】。
また、資料VIから一条天皇は叔父にあたる道長である【a】が正解。
(1)阿寒湖や阿蘇山などカルデラに関する記述なので【ア】が正解。
(2)まず、資料IIIの農業産出額の表から特徴的な県を読み取る。
じゃがいもの生産量が最も多いBが北海道、豚の飼育頭数が最も多いAが鹿児島ということが読みとれるので【エ】を選ぶ。
次に、表中Aに鹿児島、Bに北海道、Cに茨城と書き込み、X~Zを考える。
北海道は広大な農地から1農家あたりの耕地面積が最も大きいと考えられるのでYの数値は高く、米の収穫も鹿児島より多いと考えられることから【ケ】を選ぶ。
(3)③の流氷はオホーツク海(北東)からやってくることから【b】を選ぶ。
(1)ライン川という知識がなくてもドイツやオランダを流れる河川とわかるので【X】を選ぶ。
(2)資料IIの気温0度(左軸)の部分に横線を引いてみるとちがいがわかる。
ベルゲンは冬でも0度を下回らないことから【イ】を選び、偏西風は文字通り年間を通して西から吹く風なので【オ】【キ】を選ぶ。
(3)フランスで最も多いのは原子力発電であるが、文章から二酸化炭素の排出量が少ないことと東日本大震災によって、その後原子力発電所の再稼働が困難であることから【ウ】とわかる。
(4)資料IVから、オーリブの生産は地中海周辺で盛んなのでCはスペイン、Bは穀物の自給率が高いのでEU最大の農業国であるフランスと考える。デンマークは冷涼な気候を利用して牛乳の生産が盛んなAと考えて【エ】を選ぶ。
なお、知識だけでも解ける問題であるが、カードの記述がヒントになるだろう。
(1)資料Iを読む問題だが、読み取る数値が多いので印をつけながら時間をかけて丁寧に読む必要がある。
まず、アについて2004年の男性の非正規雇用者は「35歳~」が44万人で2024年は2024年は56万人と増えているので【誤】。
イについて女性の正規雇用者数は2004年が329万人(25歳~)、213万人(45歳~)、203万人(35歳~)であり、2024年も同様の順位なので【正】。
ウについて「55歳~」の非正規雇用者数について、2004年の女性は183万人で男性の112万人の2倍未満であるが、2024年は女性319万人に対して男性132万人なので319÷132=約2.4倍で3倍を超えていないので【誤】。
エについて2024年の「35歳~」の正規雇用者数は、女性285万人に対して男性551万人で男性の方が多く、非正規雇用者数は女性の方が多いので【正】。
(2)資料IIのグラフから賃金を示したものを選ぶ問題だが、消去法で解く必要がある。
まず、文章から「労働時間・休日等の労働条件」は正社員の方が高い割合を示しているとあるのでBを消す。
次に、文章から「雇用の安定性」について正社員の割合と正社員以外の割合の差がA~Cで最も大きいとあり、Aのグラフの15.4-6.7=8.9%がこれにあたるので消す。残った【C】が正解となる。
(3)まず資料IIIについて、それぞれの年について最も割合が高い数値(2004年の14.7、2008年の15.0・・・)に印をつけておくと良い。
次に、文章からいずれの年も所得税は法人税より少ないとあるので、Xが法人税、Yが所得税とわかるので【カ】を選ぶ。
2004年の総額は36.1兆円でそのうち直接税(法人税と所得税)は26.1兆円なので26.1÷36.1=約72%、同様に2024年は総額64.1兆円のうち直接税は39.1兆円で39.1÷64.1=約60%なので、低くなっているの【b】を選ぶ。
(1)資料Iより①救助隊は1.7%で最も低く、資料IIから②「自助」に重点をおくべきは70歳で3分の1程度なだけで残りの年齢層はそれ以下なので消去法で【エ】を選ぶ。
(2)「共助」は職場や地域住民などでの助け合いであり、アとエは公助、ウは自助なので【イ】を選ぶ。
(3)2000年代の市町村合併を知らなくても、③は文章中の防災対策を行うべき地域が広域化することと「たてわり行政」は関係ないことがわかる。また、住民同士の助け合いが難しくなるのは人が少なくなることなので④は「過疎」となり【ウ】が正解となる。
社会総評
歴史分野
大問2では新傾向の正誤問題が出された。これに戸惑った受験生も少なくないだろうが、歴史の知識は全く必要なく、資料(文書、地図、家系図)を読めば解ける問題という点で、大学入学共通テストに似た傾向であった。個人的には社会科のテストとしての妥当性に疑義が残る。また、元号について興味を持って調べたという探究学習を想定した出題傾向なのだろうが、小問(2)や(3)はこじつけ感しかなく、ごく普通に歴史的な出来事やその年代順を問う問題であった。高得点をねらうなら、引き続き流れを理解したり年号を覚えたりといった勉強が必要なことに変わりはない。なお、おすすめ書籍としては、中学社会用語・資料集(五訂版)があり、わからないことや疑問に思ったことがあれば、その都度調べて基礎知識を固めておくと良い。
地理分野
比較的容易な問題構成であった。阿寒湖やオホーツク海、阿蘇山など基本的な地形名は覚えておくべきで、また、例えば「酪農は冷涼な地域で盛んである」など農業生産物に関しては地域と気候との関係も押さえておくのがベスト。出典である「データブック オブ・ザ・ワールド」を参考に、よく出題される品目について一覧表などをつくって覚えると良い。
公民分野
資料が煩雑で計算が必要な問題もあったことから、問題を解くに必要な数値を素早く見つけだす情報処理能力が求められた。特に大問5は設問の選択肢と50個近い表中の数値を見比べなければならず、ここで手間取った受験生も少なくなかったであろう。中学生にこのような煩雑な処理を必要とする問題を出すことは大いに疑問である。また、教科書の知識があまり必要なかったことからも、公民分野の軽視も否めない。とはいえ、今後もこのような出題傾向が続くとは限らず、今まで通り教科書の知識を覚えつつ、過去問や対策問題集などで資料を読み取ったり文章を素早く読み取ったりする練習を積んでおくことが高得点獲得には必要であろう。
第4時限 理科 問題・模範解答例
理科模範解答例

理科 問題・解答例PDF版
理科の解説

理科の解説は平手塾 平手が担当します。
全体的には複雑な計算をする問題が減り、基本的な知識が中心の問題が増えたように思う。
ただ、問題文の理解が不十分だと間違えた選択肢を選んでしまうような問題もあり、問題文を読み間違えない事と実験などは起こっている現象をしっかりとらえることが必要でした。
また2問ある2点問題は問題文の理解と思考力が必要で、難しく感じた受験生も多かったのではないかと思う。
難易度の高い問題は少なかったが、選択肢に惑わされることを加味すると平均点は10点程になってしまうのではないかと予想しています。 1・2年生は教科書に出てくる実験を深く理解しておく事と、教科書本文だけでなく注釈や図表などもしっかり見ておく事が大事です。
(2)は細胞1つあたりの染色体の数ではない事に気づけば(1)(2)ともに得点しやすい問題でした。
(1)地点Cでは地点Bから直接聞こえる音と反射板Aで反射する音と2回観測できる。
B→Cは204m÷340m/s=0.6秒、B→A→Cは340m÷340m/s=1.0秒
問題は、「2回目の音を聞いた時刻は最初の音を聞いてから何秒後か?」 なので、1.0-0.6=0.4秒後
(2)「卵細胞1つあたりに含まれる染色体の数」つまり「生殖細胞に含まれる染色体の数」8本なので
Ⅰ:精細胞も生殖細胞のため同じ8本
Ⅱ:受精卵とⅣ:細胞分裂が完了した直後の根の細胞は1個体としての通常の細胞になるので、生殖細胞の2倍の16本
Ⅲ:細胞分裂が完了する直前の細胞 は2つの核が出来上がっている状態なので、通常の細胞の2倍の32本

問題はやや易しめだが、4問中3問が「2つともできて1点」の問題なので得点を落としている受験生も多いかもしれません。
(1)①は胆のう②は小腸
肝臓でつくられる胆汁には消化酵素は含まれず、胆のうに蓄えられる
イのリパーゼはすい液に含まれる消化酵素
ウのペプシンは胃液に含まれる消化酵素
エの選択肢のみ「液を蓄える」となっている点にも注目
(2)静脈には逆流を防ぐ弁があり、血しょうは毛細血管の外へしみ出すと組織液となる
(3)心臓から送り出される血液が流れている血管が「動脈」(血管A・血管D)
酸素が多く含まれる血液が「動脈血」(肺から戻ってくる血管Bと全身に送り出される血管Dを流れる)
心臓の図は逆流を防止するために弁がついているので、血液の流れを考えると選択は容易。
(4)モデル装置は教科書でも解説されている装置。
密閉された装置内の体積が大きくなると圧力は下がるため、ゴム風船がふくらむ。
(1)(2)は頻出の問題、(3)(4)は表の読み取りと思考力が問われる問題です。
(1)マグネシウムのような金属を入れて気体が発生するのは液体が「酸性」のとき。
BTB溶液は「黄色」が酸性。
(2)塩酸の電気分解では、塩酸中のCl–が陽極で塩素に、H+が陰極で水素になる。
(3)表2から20分の電気分解では電流を0.2A大きくするごとにうすい水酸化ナトリウムの量が1㎤減ることがわかるので、電流の大きさを0.6Aにすると加えたうすい水酸化ナトリウムの体積は47㎤となることがわかる
また、表3から40分の電気分解の場合は電流が0.2A大きくなるとうすい水酸化ナトリウムの量は2㎤減ることがわかるので、加えたうすい水酸化ナトリウムが47㎤となるのは0.3Aとわかる
(4)表2と表3から加えたうすい水酸化ナトリウムの量が同じとき、電流の大きさと電流を流す時間には反比例の関係があることがわかる
表2と3から加えた水酸化ナトリウムの量が35㎤になるのは、
電流の大きさと電流を流す時間は
3.0A・・・20分
1.5A・・・40分
電流×時間=60という反比例の関係が成り立っているので、同じ関係が成り立っている「ウ」が正解となる。
反比例の関係になる理科の問題は少ないので、2点問題にふさわしい難易度。
(1)(2)(3)は運動と仕事に関する基本知識のため解きやすいが、(4)は2点問題で台車の力学的エネルギーが
モーターを回転させるエネルギー→光エネルギーに変換されて消費されるというやや難しい問題。
(1)仕事率=仕事÷時間(秒)
仕事=力(N)×移動した距離(m)
なので、4.0N×0.6m÷30=0.08W
(2)平均の速さ=移動した距離÷かかった時間
で求められるので、区間A~区間Eまでの距離=21cm
各区間の時間は1秒間に60打点の記録タイマーの6打点分:6÷60=0.1秒なので
区間A~区間Eまで0.5秒
したがって求める速さは 21cm÷0.5秒=42cm/s
(3)分力は重力をあらわす矢印が斜面に平行な線と斜面に垂直な線でつくられる平行四辺形の対角線になるようにできるので図6が正解
また、台車には重力以外の力ははたらいていないので、分力の大きさも変化しない
(4)台車が持っているエネルギーがモーターを動かすエネルギーとして使われるため、台車の力学的エネルギーは減少する。
台車が持っている力学的エネルギーが減少するため台車の速さは実験2と比べると遅くなる
実験2では区間ごとに1.2cmずつ移動距離が長くなっているので、それよりも区間ごとの移動距離の少なくなっている「イ」が正解
問題文に震源から地点までの距離、P波・S波の到達時間が書いてあるので見落とさないように。
しっかり問題文を見れば解ける問題は多かったのではないでしょうか。
(1)地震計のしくみは教科書に問題同様の図とともに注釈が付いている
本文には記述がないので、教科書は隅々まで目を通しておく事が大事。
(2)地点Aから地点Cまでは84km、P波の到達時間は12秒差があるのでP波の速度は84÷12=秒速7km
地点Aから地点BまでのP波の到達時間の差は8秒なので、7×8=56kmの距離の差がある。
したがって震源から地点Bまでの距離は 28km+56km=84km
(3)緊急地震速報が発表されたのは地点AにP波が到達した9時22分18秒の6秒後の9時22分24秒
緊急地震速報から大きなゆれまで10秒以上の時間があるのはS波の到達時刻が9時22分34秒以降になる地点
S波の速度は地点Aと地点Bでの観測時刻から56km÷14秒=秒速4kmとわかるので、
地点AにS波が到達する時刻9時22分21秒から13秒以上経過する地点は 13×4=52km以上離れた地点。
したがって震源からの距離は28+52=80km以上離れた地点
(2)(3)の別解
図2を利用して、P波のグラフを描くと地点Bの9時22分26秒は80~90kmの間。
S波のグラフを描くと緊急地震速報の時刻から10秒になるのは80kmの地点とわかる。

質量保存の法則と湿度の問題。(2)は部屋全体の体積を考える事が必要。
(1)加熱すると銅の粉末は酸素と結びついて酸化銅になる。
質量保存の法則により、密閉した状態では反応前後の質量は変化しないが、ピンチコックを開くと反応で消費された酸素の体積分の空気が入ってくるため質量が増える。したがって②で測定した質量は④で測定した質量より小さい。
(2)室温11℃・湿度40%では1㎥中の水蒸気量は10.0×0.4=4g
加湿器から発生した水蒸気は1000-820=180㎤。
部屋の体積は3×4×5=60㎥なので、1㎥あたり180÷60=3㎤の水蒸気が増加したことになる。
22.5℃の飽和水蒸気量は1㎥あたり20gなので、湿度は(4+3)÷20×100=35%
第5時限 英語 問題・模範解答例
英語 模範解答例

英語 問題・解答例PDF版
英語の解説

英語の解説はING進学塾 飯田が担当します。
筆記試験解説
■出題形式
会話文中の文挿入問題
■ここがポイント
2問正解は当たり前。3問すべてを正解できるかがKey。
解答の「根拠を確実に見つけ出す訓練」が必要に。
■問題解析
2024年度以降の出題傾向では、教科書の表現をしっかり習得していることを前提に、文脈推測と消去法を基本として解く問題が増えています。同時に、1問だけ「いかに瞬時に解答の根拠を見抜けるか」が分かれ道となる問題が、固定的に出題されている点も特徴なりました。
例えば2024年の問題では、空欄前後に it や there などの代名詞が使われていることから、選択肢内にも「モノ」や「場所」を表す語があるかどうかを確認する必要がありました。
今回の(2)の問題では、直後の but I’d like ~(図①)の「むしろ蕎麦のようなものがいい」という内容から、選択肢イは消去できます。しかし、この段階でウとエのどちらにするか迷った人も多かったでしょう。
実は、文章前半(図②)に注目すると、Chloe は「すき焼きレストラン」に行った後、別の日本食レストランを探しており、Miyuki が駅前のレストランを勧めている流れになっています。
この文脈から考えると、「go to the sushi(その寿司店に行こう)」と提案するのが自然であると判断できます。
■今後の対策
英語の試験の第1問として、冷静にすべての解答の根拠を見抜けるかが問われます。
そのためには、基本的な文法や語彙の習得はもちろん、日頃から it や there などの代名詞が指す内容を具体的に補って考える習慣を身につけることが大切です。
また、解答の根拠は思いがけない箇所に示されていることもあります。普段から演習問題に取り組み、根拠を確実に指摘できる力を養っていきましょう。

■出題形式
「資料とレポート文」で(1)語句選択問題、(2)整序問題の構成。
■ここがポイント
「基礎文法力」と「読解力」に加え、「資料を読み取る問題慣れ」が必須。
この三つの力が、これからの英語学習には不可欠です。
■問題解析
ここ3、4年、意外と差がつく整序問題を含む大問2ですが、今年は難易度がやや落ち着いた印象です。
とはいえ、中~下位層の生徒にとっては、グラフの見た目や整理すべきポイントの多さに圧倒され、焦りやすい問題だったでしょう。基礎的な文法力と読解力をもとに、本文と資料から状況を整理し、どこに注目して解答すべきかを見極める総合力が問われています。
整序問題自体の難易度は今年度は易化しましたが、本文と選択肢のリストを手がかりに、「完成させたい文の内容」と「文法力」の両方を同時に試す形式として、定着しつつあると言えるでしょう。
■今後の対策
このような資料系の入試問題が出題され始めると、市販教材や大手塾では資料を扱った問題ばかりに偏りがちです。しかし、それではかえって遠回りになってしまいます。
まずは従来通り、資料のない英文を正確に読める力をしっかりと身につけることが先決です。その土台があってこそ、資料系問題への演習が効果を発揮します。
愛知県では資料系問題の歴史はまだ浅いものの、県内の私立高校や国立高専の入試問題は良い練習材料になります。資料問題の具体的な対策については、昨年(令和7年)の記事(⇐ここから飛べます)も参考にしてください。
また、整序問題については、上位私立高校レベルまで取り組むのが理想です。今後は「関係詞」「分詞」「関係詞などの省略」「使役」といった単元も強化し、万全に備えていきましょう。
■出題形式
「長文読解」で、
(1) 内容真偽
(2) 語彙補充
(3) 文挿入(内容把握)
(4) 内容真偽
(5) レポート作成
が出題されました。 出題形式は昨年と変わりませんが、設問数が2問増加しています。
■ここがポイント
難易度は易化傾向にあるものの、問題内容は毎年揺れ動いている印象。 まだ試作段階にある大問であり、今後、出題傾向が変化する可能性が大。
■問題解析
R5「290語」
R6「330語」
R7「340語」で、
今年は「346語」でした。
題材は引き続き現実的なテーマが扱われており、
R5は「環境問題」
R6は「技術社会とコミュニケーション」
R7は「技術社会」
そして今年は「健康問題」がテーマとなった。
文章レベルは、昨年度のように関係詞や分詞を多用し、一文一文を複雑に構成したものと比べるとやや緩和されている。また、大問3は全問正解者が続出するほど、全体として解きやすい問題レベルであった。 その中でも、例年見られる「数年前に高校内容から降りてきた表現」である As for や According to、help O C など、長文読解に必須の語彙・文法事項は、引き続き教科書で確実に押さえておきたいポイントである。加えて、今年度は do a survey や compared to(付帯状況での用法)といった表現が新たに目についた。 設問を解くうえで大きな支障はなかったものの、今後は読解レベルの変化に加え、問題形式への慣れが不足していると、見慣れない高1レベルの基本語が出題される可能性も高いと考えられる。
■今後の対策
昨年度の分析と同様に、問題文を読み進めながら段落ごとに内容を整理する「パラグラフリーディング」の習慣は、依然として不可欠である。 また、これはどの大問にも共通して言えることだが、As for、According to、In addition といった接続表現は、ここ数年、頻出項目として繰り返し出題されている。これらの基本的な教科書語彙・表現は、確実に身につけておきたい。また今後、より大学入試の共通試験に似せるとしたら、複数の人物の意見の「相違点を問う問題」、そこから「レポートを作成する問題」などになる可能性がある。まだそのような問題は他県でも見られないが、結局は教科書表現、文法力、読解力を鍛えれば問題はないと言えます。
大問4解説
今年も変わらない「会話文問題」形式で、
(1)①②語句補充
(2)文挿入
(3)内容把握問題(複数テクスト)
(4)内容把握問題(独立資料問題)
でした。
従来にない「未知の知識」を含む問題が公立高校入試にも登場。
マーク式へ移行して以降、受験生を悩ませてきた“曲者”ともいえる出題者が、今年は第4問に?
未知語を含む文章を読みこなす力に加え、設問のひっかけに気づく慎重さも求められた。ここでも、語彙力・文法力・読解力、さらには情報整理力といった総合的な英語力が試される内容となっている。 まず注目すべきは、so far や ritual といった語が注釈なしで登場している点である。実際、これらを知らなくても解答自体に大きな影響はなかった。しかし、それはあくまで結果論にすぎず、語の意味が分からず不安を感じた受験生も少なくなかっただろう。 例えば(2)では、ritual という未知語が現れても、それを無理に理解しようとせず、「ritual」という一つの記号として本文を読み進め、全体の要点を押さえていれば、注目すべき箇所を絞ることができ、解答は難しくなかったはずである。ただし、公教育で扱う範囲を超える語が出題されたのは初めてといえ、今後はこうした可能性も想定しておく必要がある。 (図1)

また、近年、他教科でも見られるようになった出題傾向が「ひっかけ」である。(1)の②では、本文の内容が「狂言や落語に興味がある」という意味だったため、interested を選んだ受験生が多かったと考えられる。しかし、②の空欄の直後に in がない点に注目すべきであった。「のめりこむ」「入り込む」という意味を表す into が正解である。 このように、冷静な注意力と的確な判断力が不可欠である。設問を流れ作業のように処理してしまう受験生は、特に注意したい。 (図2)

さらに、上位校を目指す受験生の分かれ目となるのが、(4)の内容把握問題(独立資料問題)である。現時点では、 ① まず「項目欄」と「追加情報」に目を通し、何が書かれているか確認。(図の青部分) ② 次に、選択肢を読みながら必要箇所と照合し、判断する。(図の緑部分)。 という流れで解く形式となっている。 この手順が固定されるのであれば、十分な演習によって対応は可能である。ただし、今後、解答までのアプローチが変更される可能性もあることは、常に念頭に置いておきたい。 (図3)

2月に発売させていただいた『[中1生]これだけ!英単語&英文法』の冒頭でも触れましたが、大学入試・高校入試ともに「難化した」と一括りに語られることが増えています。 しかし、私自身は問題の本質は別のところにあると考えています。 確かに入試問題は以前よりやや発展的・総合的になりました。とはいえ、内容そのものが飛躍的に難しくなったわけではありません。
それにもかかわらず、「難しくなった」と感じる生徒と、「むしろ簡単になった」と感じる生徒に二極化しているのはなぜでしょうか。 その理由は、日頃の学習量や到達目標レベルに対する価値観が下がっているかどうかにあると考えています。 現在、多くの中高生のご家庭で、この基準が以前よりも大きく下がっている傾向があります。さらに、学校や場合によっては塾、流通している教材のレベルも全体的に易しくなってきました。「挫折させない」ことを重視するあまり、定期テストや日々の演習問題の難度が下がり、少し発展的な問題に触れる機会が減っているのです。
その結果、入試で求められる総合力に対応しにくくなっています。 現在40代のお父様・お母様の時代には当たり前だった学習量をこなし、基礎から少し発展的な問題まで日常的に取り組んでいれば、今の入試は英語に限らず、決して過度に難しいものではありません。 英語に関して言えば、教科書の表現・語彙・文法を確実に身につけることが大前提です。その目安としては『[中1・2生]これだけ!英単語&英文法』の内容レベルをしっかり固めること。
そして新中3生は、夏の終わりまでに中3内容を一通り終え、その後は図表のない標準的な英語長文を数多く読み進めていきましょう。量をこなすことで、入試に必要な読解力は確実に身についていきます。 当たり前のことを当たり前にやって、いい加減できるようにしようぜ、という時代です。




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