こんにちは名学館小牧新町校 塾長の吉澤です。
さて、中学生も高校生も中間テスト前で慌ただしくなってきましたね。
普段の授業ではeトレというプリント学習を使っているので、ノートの書き方を指導することはほとんどありません。自習で勉強している生徒のノートを見て、その都度アドバイスする程度です。
ただ、テスト前ともなると学校ワークを繰り返し取り組むためにワークをノートに書く生徒もいます。
3回まわりを推奨していますので、ノートに2回解いてから学校ワークに直接書き込めば一番良いでしょう。
ワークに解いてからやり直しをしようとすると、すでに書き込みがしてあるので付せんを貼ったり、オレンジペンで書いたりという工夫が必要になります。
では、学校ワークや、問題集をノートに解くときはどのようなことに気を付ければよいでしょうか?
ノートの目的を設定する
さて、皆さんはどうしてノートに問題を解くのですか?
高校生の問題集は計算スペースがないものがほとんどなので、ノートに解くしかありませんが中学生用の学校ワークは計算スペースが少しあり提出もしないといけないので、ワークに直接書き込むスタイルです。
どうしてノートに書く必要があるんですか?
①繰り返し解きたい
②ワークは計算スペースが少ない
③ノート提出が必要だから・・・
①、②の理由ならノートじゃなくても、裏紙で十分じゃない?
間違えを発見するためにノートに書く
さて、それでは実際に塾長が中3生の学校ワークを解いてみたノートを見ていきましょう。
問題によってノートの使い方は変わってきますが、基本的には余白がたくさんあります。
よく余白無くぎっしり書いている子を見ますが、それ本当に見返す気あるんですか?と問いかけます。
見返す気がないなら、裏紙で計算しまくれまばよいのではないでしょうか?
しかしそれでは一向に数学は上達しませんよ。
自分が解いた履歴は財産です!!
どの問題が解けて、どの問題でどのような間違えをしたのかというデータを分析して、蓄積する必要があります。
展開公式④和と差の積はYoutubeで解説しているので是非見てください!!
数学ノートを書く時に押さえておきたい10個のポイント
それでは実際にノートを書くときのポイントを確認していきましょう
①日付を書く
意外に皆さんやっていないのですが、ノートを書く上でいつやったかは非常に重要なポイントです!!
②タイトル・章の題名を書く
これもやっていない人が非常に多い、タイトルはその単元を意識して解くためにも絶対に確認してほしいです!!
③ページ数を書く
これも意外に半数くらいの人がやっていない。必ず書いてください。見返すときや、答え合わせのときに重要になります。
④大問番号を書く
⑤小問番号を書く
問題番号もしっかり分かりやすく書きましょう。
⑥=は縦にそろえて書く
スペースがもったいないと、横に解いていく人が結構いますが、数学の場合は数式は下に解いていきます。
この方が真上の数字と比較ができ、ミスを大幅に減らすことができます。
⑦問題と問題の間は1行空ける
途中式の間でも1行空けてほしいですが、少なくとも問題と問題の間は1行空けるとかなり見やすさが改善します。
⑧間違えた問題の答えをすぐに赤で写さない!!
数学に限らずどの教科でも言えますが、ほとんどの人が答え合わせをすると、間違えた問題に答えをすぐに赤で写します。いったい何のために答えを写すのでしょうか?
解説を読まずに答えだけ写してもインクの無駄です!!
だから絶対にやめましょう!!
じゃー、どうするかというと
①解説をしっかり読む
②自分の途中式の間違えを見つける
7つの勉強法の1つでもありますので、これは是非実践してほしいですね。
⑨右半分にポイントとやり直しを書く
ノート初心者におすすめながノートを半分に分けることです!!
⑩解説を理解してから、自力で解き直す
最も重要なのがこのステップです!!
⑧で解説を読んで間違えを探しましたが、そのあとに自分がちゃんと問題を理解したかどうかは実際に自力で問題を解いてみないと確認ができません。
だから、解説を読んで理解したとに解説を一旦閉じて、右側半分のスペースに解き直しをします。
そして、再度解説を開き青ペンで〇付けをしましょう!!
ここで無事に青〇が付けば1回目の終了です。
カラフルで綺麗なノートを作る必要はまったくありませんが、他人が見てみ見やすいノートを作ることはミスを減らすことができます。
見直さないノートに価値はないので、ノート作りして満足しないようにだけ気を付けてくださいね!!
7つの勉強法④、⑤、⑦の紹介
④暗記はテストとして確認(5分00秒)
覚えっぱなしの勉強風なことをやっていませんか?
教科書を見ながら、きれいなノートを書いて満足していませんか?
大切なことは、覚えた内容を何も見ずに書けることです。
そのためには、自ら覚えたかどうかをチェックするテストが必要なんです。
単語なり年号なりなんでも覚えたら、何も見ずに書けるかテストを必ずしましょう!!
⑤問題集は何も見ずに解く(5分40秒)
④の内容と共通する部分もありますが、学校ワークをよく教科書を見ながら解いている生徒がいます。
それって解答開けて答え写す行為とほぼ一緒ですよね。
教科書見ながら解いて、答え合わせで赤丸つけるってカンニングしてるんだから、そりゃあってますよね・・・。
問題集と解く前に教科書で内容を確認しておくのはよいでしょう。
問題集を解くときは必ず何も見ずに解く!!
これ鉄則です!!
⑦問題集はくりかえしやる
多くの中学生が、定期テストの範囲が配られたときに・・・
やばいワーク何もやってない・・・
ってなりますよね!!
それじゃテスト前までに1回しかできないんですよ。
そして、多くの勉強を苦手とする子は間違えた問題のやり直しをやらない!!
できなかった問題が、できないままテストをむかえるからそりゃ悪い点数ですよね・・・。
よく学校ワークって何回まわりすればいいですか?
なんて聞かれますが、基本的にはできるまで何回でも繰り返してください!!
1回の直しでできるようになる子もいれば、4回くらい必要な子がいたり問題によっても違うでしょう。
自力で解けるようになるまで、
3回でも4回でもやってください!!