愛知県公立高校の情報をどこよりも詳しく届ける小牧市の個別指導学習塾
名学館小牧新町校の吉澤です!
塾長
さて、すでに公開している
「令和6年度 2024年 愛知県公立高校入試 問題・解答速報・分析」
に続き、愛知県より独自に入手した正答率のデータをもと5教科各問題の難易度と、2024年度の入試問題を総合的に分析しました。
愛知県公立高校の分析については、ING進学塾の飯田先生とタッグを組んでいろいろと情報を出していきますのでお楽しみに!!
飯田先生
全体傾向
2024年度の入試は「難化傾向」
解答速報でも触れましたが、2024年度の入試は全体的に難化しました。特に国語、数学、理科が難しい内容となり、平均点が2023年度より下がりました。一方で、社会や英語は比較的取り組みやすい問題構成でした。
塾長
愛知県教育委員会から情報公開頂いたデータから、各設問の難易度を分析しました。
ブログ読んでくれた特典
塾長
ブログ最後に一覧のダウンロードファイルがあります!!
国語
国語の総評
2024年度入試の国語の平均点は11.2点で、直近8年で最低となりました。
基礎・標準レベル(★~★★★)の問題が計12点分あり、中堅校を目指す受験生にはこれらを確実に得点する力が重要です。
難易度が最高(★★★★★)の問題は、大問1(五)の3点のみ。
一方、大きな得点差を生んだのは、やや難易度の高い★★★★の問題だったと考えられます。
基礎固めと応用力のバランスが合格への鍵です。
数学
数学の総評
2024年度の愛知県公立高校入試の数学は、受験生にとって非常に厳しい結果となりました。平均点は11.2点と、前年(14.8点)よりも3.6点の大幅な減少となりましたが、これは昨年の平均が高すぎたこともあり正常な得点になったともいえます。
基礎レベル(★~★★)の問題が計11点
標準レベル(★★★)の問題が計5点
ここまでで16点分あるので、中堅校を目指す受験生にはこれらを確実に得点する力が重要です。
また、注目すべきは
大問3(1) :正答率 75%
大問3(2)①:正答率 67%
です。
大問3であっても、かなり高い正答率でした。
この辺はING進学塾の飯田先生もブログで触れてくれていますね。
社会
社会の総評
2024年度の愛知県公立高校入試の社会は、平均12.9点で昨年の11.5点より1.4点増加し少し得点しやすかったと思います。
基礎レベル(★~★★)の問題が計10点
標準レベル(★★★)の問題が計9点
とここまでで19点分あり、このことからも今年度は得点しやすかった問題が多かったことがわかります。
理科
理科の総評
2024年度の愛知県公立高校入試の理科は、平均11.3点で昨年の12.3点より1.0点減少し少し難しくなりました。ただ、H29~R04年の平均点を見ると低いときは9.6や、9.9点もあり他の教科に比べて愛知県の理科は難しい傾向にあり、例年に戻ったと言えます。
基礎レベル(★~★★)の問題が計9点
標準レベル(★★★)の問題が計8点
とここまでで17点分あり、これだけを見るともう少し平均が高くなりそうな感じもします。
また、難易度最高(★★★★★)の問題はありませんでした。
外国語(英語)
外国語(英語)の総評
2024年度の愛知県公立高校入試の英語は、平均14.8点で昨年の12.7点より2.1点増加し例年に比べてもかなり簡単だったと言えます。
基礎レベル(★~★★)の問題が計13点
標準レベル(★★★)の問題が計7点
とここまでで20点分あり、このことからも今年度は得点しやすかった問題が多かったことがわかります。
また、社会と同様に難易度最高(★★★★★)の問題はありませんでした。
まとめ
2024年度愛知県公立高校一般選抜の学力試験正答率をもとに各教科の難易度を見ていきました。
この時期から過去問に取り組んでいくと思いますが、自分の目標点数に対して優先的に取り組む問題が今回の難易度でわかると思います。
できなかった問題を全てできるようにする必要はなく、しっかり自分が得点すべき問題で間違えない練習が必要です。
試験は限られた時間内で問題を解かなければならないので、問題を見た瞬間に自分が解くべき問題かどうかを判断できるように練習する必要があります。
塾長
以前書いたおススメの過去問・予想問題の記事はこちら
リンクも最新の2025年入試版に変更してあります。
塾長