【2026年度】愛知県公立高校「追検査(追試験)」を徹底分析|一般選抜との違いも比較
高校入試
愛知県公立高校入試の情報を発信している、名学館小牧新町校です。
今年も、2026年度(令和8年度)愛知県公立高校入試の「追検査」問題を独自入手しました!!
一般には「追試」「追試験」と呼ばれることもありますが、愛知県では正式に「追検査」と呼ばれています。
愛知県公立高校入試は、2023年度から現在のマークシート方式となりました。
そのため、現行形式の一般選抜過去問は、2026年度時点で2023・2024・2025・2026年度の4回分しかありません。
以前はAグループ・Bグループで問題が分かれていたため、1年分で2回の入試問題を使って演習することができました。現在は一般選抜の学力検査が1回となったため、現行形式の過去問はまだ決して多くありません。
そこで注目したいのが追検査の問題です。
一般選抜とは別の問題が用意されているため、受験生にとっては
「もう一つの愛知県公立高校入試過去問」
として活用できます。
この記事では、2026年度の一般選抜と追検査を比較しながら、出題内容や難易度、求められている力を、実際の時間割順に見ていきます。
塾長
第1時限 国語
国語については、著作権の関係から問題本文そのものを掲載することができません。
そこで今回は、問題をそのまま紹介するのではなく、2026年度一般選抜と追検査の「大問構成」「配点」「設問の特徴」を比較し、愛知県が国語でどのような力を求めているのかを見ていきます。
まず、正答表から大問ごとの配点を比較してみてみます。
ポイント
- 長文読解2題の合計はどちらも15点
- 漢字・語句はどちらも3点
- 古文はどちらも4点
- 異なるのは大問一と大問三の配点配分のみ
つまり、問題の文章そのものは違っていても、どこにどれだけ配点するかという試験の設計は、一般選抜と追検査でほぼ同じになっています。
大問一 「内容」だけでなく「論の進み方」を読む
出典:貞包英之『消費社会を問いなおす』
作品概要を見る
著者の貞包英之さんは、社会学・歴史社会学・消費社会論を専門とする研究者で、立教大学社会学部教授です。
『消費社会を問いなおす』は、2023年に筑摩書房から刊行された新書です。
現代の「消費社会」は、私たちに豊かさや自由、多様な生き方をもたらす一方で、経済格差や環境問題といった課題も生み出してきました。
本書では、こうした消費社会の特徴や限界を振り返りながら、これからの社会において「消費」や「自由」をどのように考えていくべきかを問い直しています。
2026年度追検査では、この中からデジタルサービスやサブスクリプションサービスなど、私たちの身近な消費行動に関わる部分が出題されました。
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Amazonで『消費社会を問いなおす』を見る
一般選抜の大問一は、写真やデジタル化、SNSなどを題材とした文章。追検査では、デジタルサービスやサブスクリプションサービスなどを題材とした文章が使われています。
題材は異なりますが、設問を見ると共通点がかなりあります。
どちらも単純に「本文に書いてある言葉を探す」だけではなく、接続語、本文中の一文を入れる位置、筆者がそのように考える理由、論の進め方などを判断させています。さらに、文章を読んだ生徒の意見を選ばせる問題も置かれています。
ここから見えてくるのは、愛知県の国語では「内容を理解したか」だけでなく、「筆者がどのように話を組み立てているか」を読む力が重視されているということです。
大問二 漢字だけではない「言葉の知識」
大問2は3点満点。
漢字や語句についての知識を問う問題です。
せっかくなので、ここは実際に問題を解いてみましょう。
答えは「解答・解説を見る」をクリックすると確認できます。
問1 「カイコ」を漢字で書くと?
「幼い頃をカイコする」の「カイコ」にあてはまる漢字を考えてみてください。
QUESTION 1
「幼い頃をカイコする」
「カイコ」にあてはまる漢字は?
解答・解説を見る
【正解】回顧
「回顧(かいこ)」は、過去の出来事を振り返ることを意味します。
「回」には「めぐる・振り返る」、「顧」には「かえりみる」という意味があります。
「幼い頃を回顧する」で、「幼い頃を振り返る」という意味になります。
今回の問題では、同じ「カイ」「コ」と読む漢字の中から、文脈に合った漢字を選ぶ必要があります。
単に漢字の読みを覚えるだけでなく、言葉の意味まで理解しているかがポイントです。
問2 「修める」の「修」と同じ意味は?
QUESTION 2
「学問を修める」
「修める」の「修」と同じ意味で使われている熟語はどれでしょう?
解答・解説を見る
【正解】ア 修養
「学問を修める」の「修」には、「学んで身につける」「自分を高める」という意味があります。
「修養」も、知識や人格を高めるという意味なので、同じ意味で使われています。
一方、
・監修……内容を監督する
・修辞……言葉を効果的に表現する
・補修……壊れた部分などを直す
となります。
同じ漢字でも、熟語によって意味が異なることに注意しましょう。
問3 文脈に合う表現は?
QUESTION 3
「ホームステイ先からは、( )ほどのもてなしを受けた。」
( )に入る最も適切な表現はどれでしょう?
ア 言葉を尽くす
イ 言葉を濁す
ウ 言葉に詰まる
エ 言葉に余る
解答・解説を見る
【正解】言葉に余る
「言葉に余る」は、「言葉では十分に表現できないほど程度が大きい」という意味です。
したがって、
「言葉では表現できないほど、すばらしいもてなしを受けた」
という意味になります。
似た表現として、
・言葉を尽くす
・言葉を濁す
・言葉に詰まる
などがありますが、それぞれ意味が異なります。
慣用表現は意味だけを覚えるのではなく、どのような場面で使うのかまで確認しておきましょう。
入試でよく出る慣用表現 10選
慣用表現は、意味だけでなく「どんな場面で使うか」までセットで覚えておきましょう。
① 言葉を濁す
はっきりと言わず、曖昧な表現をする。
例:質問されても、彼は言葉を濁した。
② 言葉を尽くす
できる限り詳しく説明する。
例:先生は言葉を尽くして説明した。
③ 言葉に詰まる
何と言えばよいか分からず、言葉が出なくなる。
例:突然の質問に言葉に詰まった。
④ 言葉に余る
言葉では十分に表現できないほど程度が大きい。
例:言葉に余るほどの親切を受けた。
⑤ 手を焼く
扱いに困る。世話がかかる。
例:弟のいたずらには手を焼いている。
⑥ 胸をなで下ろす
安心してほっとする。
例:合格の知らせを聞いて胸をなで下ろした。
⑦ 耳を傾ける
注意して聞く。
例:友人の意見に耳を傾ける。
⑧ 足を運ぶ
わざわざその場所へ行く。
例:何度も図書館へ足を運んだ。
⑨ 気が置けない
遠慮する必要がなく、気楽に付き合える。
例:彼は気が置けない友人だ。
⑩ 鼻が高い
誇らしい気持ちになる。
例:教え子の活躍を聞いて鼻が高い。
「気が置けない」は、一見すると「気を許せない」という意味に見えますが、実際は逆で、「遠慮せず気楽に付き合える」という意味です。
大問三 文章中の「根拠」を正確につかめるか
大問3は8点満点。追検査の国語では最も配点の大きい大問です。
出典は、宮地尚子さんの『傷を愛せるか』です。問題文では、著者が1年間の米国滞在を終えて帰国する際、荷物や研究資料を整理した経験をきっかけに、「情報を持ちすぎること」「何を残し、何を捨てるか」について考えを深めていきます。さらに、情報を処理できる人間の脳にも限界があることや、忘れること、他者との関係などへ話が展開していきます。
作品概要を見る
著者の宮地尚子さんは、精神科医であり、文化精神医学・医療人類学・トラウマとジェンダーを専門とする研究者です。
『傷を愛せるか』は、心の傷やトラウマ、人が傷を抱えながら生きていくことについて、精神科医としての臨床経験や著者自身の経験を交えながら考えるエッセイです。
2026年度追検査で出題された部分では、著者が1年間の米国滞在を終えて帰国する際、荷物や研究資料を整理する経験から話が始まります。
そこから、「情報が多ければ多いほどよいのか」「人間はどこまで情報を処理できるのか」といった問題へと話が広がり、さらに人間の脳の限界や、忘れること、他者とのつながりについて考察していきます。
身近な体験から始まりながら、次第に「人間とはどのような存在なのか」という大きなテーマへ展開していく文章です。
宮地尚子さんは文化精神医学・医療人類学・トラウマとジェンダーを専門とし、『傷を愛せるか』は現在、増補新版がちくま文庫から刊行されています。
大問三の特徴
この文章で特に重要なのは、話題が段階的に広がっていく点です。
最初は「帰国するために荷物を整理する」という非常に具体的な話から始まります。
そこから、
物を捨てる
→ 研究資料を整理する
→ 情報を選別する
→ 人間が処理できる情報量には限界がある
→ 脳や身体にも限界がある
→ 忘れることや他者との関係にも意味がある
というように、筆者の考えが広がっていきます。
大問3では、この「話の広がり」を正確に追えるかどうかがポイントです。
設問も「文章全体を見る力」が中心
設問は全部で6問あります。
(一)は、筆者が研究資料や本について感じていることを読み取る問題。
(二)は、文脈に合う言葉を選ぶ問題で、正解は「呼び水」です。
(三)は、
「だって捨てられるから。」
という一文を、本文中のどこに入れるのが最も自然かを考える問題です。
これは単純な内容理解ではなく、前後の文脈や接続関係を正確につかむ必要があります。
さらに後半では、
- 各段落が文章全体の中で果たしている役割
- 第6・第7段落の内容をまとめた文章
- 本文全体の内容と一致するもの
まで問われています。正答表でも、大問3は8点のうち後半2問がそれぞれ2点となっており、文章全体を捉える問題の比重が大きくなっています。
大問三で求められているのは「要旨をつかむ力」
大問3は、傍線部の前後だけを読めば解ける問題だけではありません。
特に後半では、
「この段落は何のために書かれているのか」
「筆者の考えは最終的にどこへ向かっているのか」
を理解する必要があります。
そのため、文章を読むときには細かな内容を追うだけでなく、
「今、何の話をしているのか」
「前の段落からどう話題が変わったのか」
「この具体例は何を説明するために使われているのか」
を意識しながら読むことが重要です。
大問四 古文は一般選抜・追検査とも4点
古文は、一般選抜・追検査ともに4問・4点です。
どちらも古文だけをそのまま読ませるのではなく、現代語訳などの補助を利用しながら、主語や人物の行動、文脈、文章全体の内容を判断する形式になっています。
細かな古典文法を大量に覚えているかというよりも、与えられた情報を使って話の流れを正確につかめるかが重要です。
一般選抜と追検査を比較して見えてくること
今回、国語を比べて最も興味深かったのは、問題の題材はまったく違うのに、試験の骨格は非常によく似ていることです。
一般選抜も追検査も、
長文読解 → 言葉の知識 → 長文読解 → 古文
という4大問構成で、合計22点。
さらに長文読解2題を合わせると15点、言葉の知識3点、古文4点という配点まで共通しています。
追検査だから簡単な問題を用意している、という作りではありません。
むしろ、別の文章・別の問題を使いながら、一般選抜と同じような力を測れるように作られていると見ることができます。
だからこそ追検査の国語は、現行のマークシート方式に対応した「もう一つの実戦的な過去問」として、非常に使いやすい問題だと思います。
第2時限 数学
数学は、一般選抜・追検査ともに45分、22点満点です。
各大問の構成も同じです。
2026年度 数学|一般選抜と追検査の配点比較
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一般選抜・追検査ともに
「10点・7点・5点」の22点満点。
大問ごとの配点構成まで同じです。
一般選抜も追検査も、配点は完全に同じです。大問1が10点、大問2が7点、大問3が5点という構成まで一致しています。
これは追検査が、単に別の数学問題を用意したものではなく、一般選抜と同じバランスで受験生の力を測るように作られていることがよく分かる部分です。
大問1 10点分をどう確保するか
大問1は、一般選抜・追検査ともに10問・10点です。
ただし、出題されている内容はかなり幅広くなっています。
大問1|一般選抜と追検査の出題内容比較
比較するとここがポイント
(1)~(4)は、一般選抜・追検査ともに
計算や方程式を中心とした基本分野が並んでいます。
一方、後半では違いが大きくなり、追検査では
速さ・確率・作図・標本調査・体積比と、
幅広い単元から出題されています。
一般選抜では、正負の数、文字式、平方根、二次方程式、反比例、二次関数、数の性質、ヒストグラム、平方根を利用した数の問題、平面図形などが出題されました。
一方、追検査では、正負の数、文字式、平方根、二次方程式に加え、速さ、確率、数の性質、作図、標本調査、球と円柱の体積比まで出題されています。
特に興味深いのは、どちらも「計算問題だけを10問並べている」のではないことです。
前半には比較的取り組みやすい計算問題を置きながら、後半になるにつれて、
「条件を読み取る」
「図や資料を理解する」
「知識を組み合わせる」
問題へと変化しています。
大問1は10点と配点が大きいため、愛知県公立高校入試ではここを安定して得点できるかどうかが非常に重要です。
塾長
純粋な計算問題は4問のみ。
すくなくともこの4問は絶対に落としたくないですね。
追検査の大問1は「単元の広さ」が特徴
追検査では、特に出題単元の広がりが目立ちます。
例えば、
- 速さから式を選ぶ問題
- くじを使った確率
- 作図の手順から直線の性質を判断する問題
- 標本調査
- 球と円柱の体積比
など、10問の中でかなり多くの分野を横断しています。
中でも注目したいのが、大問1(8)の作図に関する問題です。
現行の愛知県公立高校入試はマークシート方式のため、実際に定規やコンパスを使って作図するのではなく、示された作図の手順を読み取り、完成する直線がどのような性質をもつのかを判断させています。
2026年度 愛知県公立高校入試・追検査「数学 大問1(8)」の作図手順と考え方を図解
これは、作図方法を暗記しているだけでなく、「なぜその作図でその直線ができるのか」を理解しているかを見る問題です。
大問1(8)のポイント
図のように、まず点Aを中心とする円をかくと、PとQはAから等しい距離にあるため、
AP=AQ
となります。
さらにP、Qを中心として同じ半径の円をかくと、その2つの円の交点がAとRになります。
つまり、AとRはいずれもPとQから等しい距離にある点です。
したがって、直線ARはPQの垂直二等分線となります。
P、Qはともに直線BC上にあるので、
直線AR ⟂ 直線BC
となり、正解は「ア」です。
この問題は、単に「垂線の作図」を覚えているだけでなく、作図の手順から図形の性質を読み取る力が必要です。
つまり、大問1対策では「計算だけ練習しておけばよい」というわけではなく、中学3年間で学習する基本事項を、広く使える状態にしておく必要があります!!
大問2 一般選抜と追検査で題材は違っても構成は同じ
大問2は、どちらも7点です。
一般選抜では、
- さいころを使った数の性質
- 二次関数と図形
- 立方体内を動く点と体積
が出題されています。特に最後の問題では、立体の中を点が移動する状況を読み取り、体積の変化まで考える必要があります。
追検査では、
- 箱ひげ図
- 二次関数と図形
- ボールを追いかける場面と二次関数
という構成です。
題材はまったく違いますが、共通しているのは、公式をそのまま当てはめるだけではなく、
「与えられた条件を整理する」
「グラフや図と式を結びつける」
「何を求めればよいのかを自分で判断する」
という力が必要なことです。
特に追検査の大問2(3)は、ボールが進む距離を二次関数で表し、そこへ人が追いつく状況を考える問題となっており、関数を日常的な場面に置き換えて考えさせています。
大問3 最後はやはり図形
大問3も、一般選抜・追検査ともに5点です。
一般選抜では、円、正方形、正四角すいを利用した問題が出題されています。
追検査でも、
と、平面図形から空間図形まで出題されています。
つまり、追検査でも最後までしっかり図形問題が置かれており、一般選抜と同様、上位の得点を狙う受験生にとっては大問3への対応力が重要になります。
塾長
大問3は難しいので捨て問題と思われがちですが、
(1)、(2)①、(3)①
は標準~やや難くらいの問題レベルです。
他の年度の過去問を含めてここで得点できるようにしておきましょう。
第3時限 社会
社会は、一般選抜・追検査ともに45分、22点満点です。
まず全体の構成を見ると、どちらも大問6題で、
●歴史:大問1・2
●地理:大問3・4
●公民:大問5・6
という分野の並びも共通しています。
さらに大問ごとの配点を比較すると、一般選抜は「3・4・3・5・4・3点」、追検査は「3・4・4・4・4・3点」となっています。一般選抜と追検査で違うのは、地理の大問3・4の配点が1点ずつ入れ替わっている部分だけです。
分野ごとにまとめると、
社会|一般選抜と追検査の配点比較
まずは、6つの大問の配点を比較してみましょう。
ここに注目
大問3・4では1点ずつ配点が入れ替わっていますが、
分野別では歴史7点・地理8点・公民7点で完全に一致。
社会全体の配点バランスは、一般選抜と追検査でほぼ同じ設計です。
となり、一般選抜と追検査で完全に一致します。
つまり、出題される資料やテーマそのものは異なっていても、社会全体として「歴史・地理・公民をどのくらいの割合で問うか」という試験の骨格は、非常によくそろえられています。
数学では「10点・7点・5点」という大問別配点が完全一致していましたが、社会ではさらに、分野別に見ても「歴史7点・地理8点・公民7点」というバランスが維持されています。
追検査を「もう一つの実戦的な過去問」として使ううえでも、この配点バランスの近さは注目したいポイントです。
また、一般選抜・追検査ともに、写真・地図・統計資料・グラフ・文章資料などを組み合わせた問題が多く、単に用語を暗記しているだけでは対応しにくい構成です。実際の問題でも、歴史では複数の時代資料、地理では地図や統計、公民では労働・金融・地方自治などを資料と組み合わせて問う形になっています。
塾長
社会では、「知っているか」だけでなく、
「資料のどこを見るか」
「資料と知識をどう結びつけるか」
という力が重要になります。
それではここから、追検査の問題を大問ごとに見ていきましょう。
大問1 「人々の暮らし」から歴史を横断
大問1は3点満点。
「わが国の人々の暮らし」をテーマとして、3つの資料が提示されています。
資料Ⅰは奈良時代の食事、資料Ⅱは15世紀の村の決まり、資料Ⅲは庶民の子どもたちが学習する様子を描いた絵です。
一つの時代について詳しく問うのではなく、奈良時代から江戸時代までを「人々の暮らし」という共通テーマでつなぎながら、各時代の知識を確認する構成になっています。
大問1|「人々の暮らし」を軸に歴史を横断
大問1のポイント
一つの時代を深く問うのではなく、
「人々の暮らし」という共通テーマで複数の時代を横断しています。
日本史だけでなく、同時期の世界の出来事まで結びつけて考える力が必要です。
(1)奈良時代の暮らしと税
最初は、奈良時代の食事を再現した写真を利用した問題です。
奈良時代の貴族の食事を再現した資料
正解となる組み合わせは、
「貴族」
「調」
「土地を捨てて逃亡する」
です。
写真だけを見て答える問題ではなく、
奈良時代の身分
→ 租・庸・調などの税制→ 重い税負担による農民の逃亡
まで、律令国家の学習内容を一つにつなげて考える必要があります。
特に「調」と「庸」を正確に区別できるかがポイントです。
租・庸・調とは?
奈良時代の律令制度では、農民にはさまざまな税が課されていました。
租(そ)
田の収穫量のおよそ3%を稲で納める税です。
納められた稲は、主にその地域で使われました。
庸(よう)
都で一定期間、労働する代わりに、布などを納める税です。
調(ちょう)
地方の特産物や布などを納める税です。
このほか、九州北部の警備にあたる防人(さきもり)や、地方から都まで税を運ぶ運脚(うんきゃく)などの負担もありました。
当時の農民にとってこれらの負担は重く、戸籍から逃れたり、土地を捨てて逃亡したりする人もいました。
(2)15世紀の村と国際関係
資料Ⅱには、森林の木を切った場合の罰金など、村の中で守るべき決まりが記されています。
Ⅱ資料
・森林の苗木を切ったものは、五百文の罰金を科す。
・村人でないものは、村の屋敷を借りることができない。
・まきや炭は村のものをつかうこと。
「今堀日吉神社文書」
ここで問われるのが、農民の自治組織である「惣」です。
さらに、そのような村の自治が発達した15世紀に起こった出来事として、「中国の王朝と初めて勘合貿易を行った」が組み合わされます。正解は「ウ」です。
つまりこの1問で、
という異なるテーマを「15世紀」という時間軸で結びつけています。
塾長
年号を細かく暗記するだけでなく、「この出来事は何世紀ごろか」という時代感覚を持っておくことが大切です。
(3)江戸時代の教育+世界史
資料Ⅲの絵から、庶民の子どもが学ぶ場所を答えます。
江戸時代の寺子屋で庶民の子どもたちが学ぶ様子を描いた資料
正解は「寺子屋」です。
さらに、その絵が描かれた19世紀に世界で起きた出来事として、アメリカの南北戦争とリンカーンによる奴隷解放宣言を選びます。正答は「名称:ア、できごと:c」です。
ここでも単に「寺子屋を知っていますか」で終わりません。
まで広げています。
大問1で求められた力
この大問の特徴は、単純な歴史用語の一問一答ではないことです。
「奈良時代」「室町時代」「江戸時代」の知識を別々に覚えているだけでなく、
どの時代の出来事なのか
同じ時期に日本や世界で何が起きていたのか
資料と自分の知識をどう結びつけるのか
という力が必要です。
特に(2)(3)のように、異なる分野を「同じ時代」という軸で結びつける問題は、愛知県公立高校入試対策として意識しておきたいところです。
大問2 注目の「パネルクイズ形式」
大問2は4点満点。
今回の追検査の社会で、特に注目したいのがこの大問です。
大問2|5×5「歴史パネルクイズ」の仕組み
パネルは、縦に「時代」・横に「分野」を配置した25マス。
今回の(4)では、解答から該当するパネルを逆算して、
5問が一列に並ぶかどうかを確認する必要がありました。
※スマートフォンでは横にスクロールしてご覧ください。
Fさんの5問をパネルに戻すと…
⑥ 唐
↓
⑦ 応仁の乱
↓
⑧ 大塩平八郎
↓
⑨ 米騒動
↓
⑩ 日中戦争
「戦乱」の列が縦にそろう!
5点 + ボーナス1点 = 6点
この問題の新しいところ
歴史の知識だけでなく、
「解答 → パネル番号 → 位置」と逆算し、
さらにクイズのルールを使って得点を判断します。
知識・資料読解・情報整理・論理判断を
組み合わせた問題になっています。
問題は、授業で「歴史パネルクイズ大会」を行ったという設定。5×5、全部で25枚のパネルが用意され、縦方向には時代、横方向には「政治・戦乱・社会・文化・世界」という分野が配置されています。
さらに、
1問正解すると1点。
選んだ5問が縦・横・斜めの一列にそろうと、さらに1点加算。
というクイズ独自のルールまで設定されています。
私自身、これまでの愛知県公立高校入試では見たことのないタイプの出題でした。
一見すると、中学校の授業で行うゲームや「アタック25」のようなクイズにも見えます。
しかし、問題をよく見ると、単に見た目を変えただけではありません。
「時代」と「分野」の2方向から歴史を整理する
通常の歴史学習では、
奈良時代
→ 平安時代
→ 鎌倉時代
→ 室町時代……
というように、時代の流れに沿って覚えることが多いと思います。
今回のパネルでは、それに加えて、
政治
戦乱
社会
文化
世界
という横方向の分類が加わっています。
つまり、
「いつの出来事なのか」
だけではなく、
「何についての出来事なのか」
まで整理しておく必要があります。
歴史の知識を「年表として縦に覚える」だけではなく、「分野ごとに横にもつなげる」問題になっています。
(1)~(3)は基本知識。ただし「パネルの位置」がヒントになる
(1)~(3)で問われている歴史知識そのものは、教科書で学習する基本事項が中心です。
例えば松平定信から寛政の改革を判断したり、江戸時代の文化から葛飾北斎を考えたりと、知識としては決して特殊なものではありません。
ただし今回の特徴は、その問題がパネルの
「どの時代」
「どの分野」
に置かれているかも、解答するための情報になる点です。
分からない問題でも、パネルの位置から時代や分野を絞り込み、選択肢を減らすことができます。
資料を使って正解に近づくという、現在の愛知県入試らしい考え方がここにも見られます。
本当に注目したいのは(4)
大問2で最も特徴的なのが(4)です。
Bさん、Fさん、Kさんは、それぞれ選んだ5問すべてに正解しています。
そのため、基本点は全員5点。
しかし「一列そろえば+1点」というルールがあるため、誰の解答がパネル上で一列になっているかを調べなければなりません。
ここでは、単純に問題を解くだけでは終わりません。
生徒の解答
→ その答えが何番のパネルだったのかを特定
→ 5つのパネルの位置を確認
→ 縦・横・斜めにそろっているかを判断
→ 得点を比較
という複数の処理が必要になります。
Fさんの解答をパネルに戻していくと、該当する5問が縦一列に並びます。
そのためFさんだけがボーナス1点を獲得し、
5点+1点=6点
となります。
つまり、この問題で問われているのは歴史の知識だけではありません。
「情報を整理する力」
「ルールを正確に読み取る力」
「答えから元の問題を逆算する力」
まで必要になっています。
YouTubeライブでも「衝撃的」と話した問題
以前、ING進学塾の飯田先生、ネクサスの伊藤先生と行った追検査のYouTubeライブでも、この大問2を取り上げました。
その際も、最初に見たときに「どこかの中学校の定期テストなのかと思った」というほど、従来とは印象の異なる形式として話題になりました。5×5のパネルを「ビンゴ」「アタック25のような形式」と表現しながら分析しています。
特に(4)については、「誰がどこを正解したのかを全部チェックする必要がある」「答えから問題を当てる」という、通常の社会の問題とは少し違う処理が必要だとライブでも指摘しています。
追検査で出た新形式は、本試験にも注意
ここで気になるのが、
「この形式が今後の一般選抜にも出るのではないか」
という点です。
もちろん、追検査に出題された問題が翌年の一般選抜にそのまま出るということではありません。
YouTubeライブでも、「次の年に確実に出るわけではない」としたうえで、過去には追検査で見られた傾向が、その後の一般選抜に取り入れられた例があるため、追検査の問題も見ておいた方がよいという話をしています。
そして今回のパネルクイズについても、「次の年に確実に出るとは限らないが、出るかもしれないと構えておいた方がいい」と話しています。
同じ「パネルクイズ」がそのまま一般選抜に登場するかどうかは分かりません。
ただし、
知識+資料読解+ルール理解+情報整理
を組み合わせた出題形式は、今後十分に意識しておく必要がありそうです。
大問2から見える今後の対策
この問題を見て、「アタック25のような問題の練習をしなければ」と考える必要はありません。
塾長
アタック25と言っても今の子は誰もわからないと思いますが・・・
でも、調べたらBSでまだやってるんですね(笑)
重要なのは、形式ではなく、その中で何をさせているかです。
歴史用語をただ暗記するのではなく、
「何時代なのか」
「政治・文化・世界など、どの分野なのか」
「同じ時代にほかに何が起きていたのか」
まで関連づけて整理しておく。
そして初めて見る形式でも、問題文のルールを落ち着いて読み、与えられた情報を整理する。
今回の大問2は、これからの愛知県公立高校入試対策を考えるうえでも、非常に興味深い問題だったと思います。
大問3 ニュータウンと人口・産業資料
大問3は4点満点。
ニュータウンについての調べ学習を題材に、地図・統計表・グラフなど複数の資料を読み取る問題です。千里ニュータウンや千葉ニュータウンなどの位置に加え、昼夜間人口比率、農業・漁業・工業、情報通信業などの統計が使われています。さらに、大阪府と千里ニュータウンの人口・世帯数・65歳以上人口の推移も比較します。
大問3のポイント
地理の知識だけで答えるのではなく、複数の資料から地域の特徴を見つけて判断する問題です。
例えば、
「この地域ならどの産業が特徴的か」
「人口と世帯数はどのように変化しているか」
「ニュータウンでは高齢化がどう進んでいるか」
といった視点で資料を見る必要があります。
愛知県の地理では、すべての数値を細かく計算するよりも、まず特徴の大きい数値やグラフの変化に注目し、選択肢を絞ることが重要です。
大問4 オセアニアを資料から読み解く
大問4は4点満点。
オセアニアをテーマに、略地図、気温・降水量のグラフ、各国の統計資料などを組み合わせて考える問題です。オーストラリアやニュージーランドを中心に、位置・気候・歴史・産業など幅広い地理知識が問われています。
大問4のポイント
特徴は、ひとつの知識だけで答えるのではなく、複数の資料を関連づけて判断する点です。
特に、
「都市の位置から気候グラフを判断する」
「オーストラリアやニュージーランドの歴史・民族について考える」
「統計資料から国や産業の特徴を読み取る」
といった、愛知県らしい資料読解型の問題が中心となっています。
オセアニアでは、国名や首都だけでなく、南半球の気候、先住民、貿易・鉱産資源などをセットで整理しておくことが重要です。
追検査でも、単純な暗記ではなく、知識と資料を結びつける力が求められています。
大問5 金融・資産運用を題材にした公民
大問5は4点満点。
金融についてのレポートを題材に、日本・アメリカ・ユーロエリアの企業や金融機関の金融資産・負債構成、金融商品を選ぶ際に重視すること、資産運用を始めたきっかけなど、複数の統計資料を読み取る問題です。
特に目を引くのが、資料の中に「NISA(つみたてNISA)が始まったこと」という項目が登場している点です。株式の配当や、金融商品の「収益性・安全性・流動性」といった金融分野の基本知識も、実際の資産運用に近い題材の中で問われています。
大問5のポイント
(1)~(3)は、グラフや表から正しい内容を読み取る資料問題が中心です。一方(4)では、企業が利益だけでなく、消費者や従業員への責任、教育・環境保全などに貢献する「企業の社会的責任(CSR)」が問われています。
金融や経済は用語だけを暗記するのではなく、実際のニュースや社会の動きと結びつけて理解しておくと、こうした資料問題にも対応しやすくなります。
大問6 国と地方の政治
大問6は3点満点。社会の最後は、国会・内閣・地方自治を扱う政治分野です。
(1)では、国と地方の政治を比較しながら、議院内閣制・直接選挙・直接請求といった基本用語を判断します。
(2)は内閣の仕組みについて、法律、国務大臣、条約などの知識を組み合わせる問題。(3)では国会について正しい説明を選び、参議院議員の任期は6年で、3年ごとに半数が改選されることを確認します。
大問6のポイント
難しい資料読解というより、政治分野の基本事項を正確に理解しているかを確認する大問です。
特に、
国会と内閣の関係国政と地方自治の違い衆議院と参議院の違い
は、似た用語や制度を混同しやすいところです。
「誰が選ぶのか」「誰に対して責任を負うのか」「国と地方で何が違うのか」を比較しながら整理しておくと対応しやすい問題です。
4時限 理科
理科は一般選抜・追検査ともに45分、22点満点です。
一般選抜・追検査ともに配点は完全に一致しています。さらに、大問2〜5は各分野がまとまって出題され、大問1・6では複数分野を組み合わせた小問が出題されています。
一般選抜と追検査を比較すると、まず目につくのが大問ごとの配点が完全に一致していることです。
さらに問題構成を見ると、追検査では大問2〜5で、生物・化学・物理・地学の各分野をまとまって扱い、大問1・6では異なる分野の小問を組み合わせています。
出題される単元そのものは一般選抜とは異なりますが、4分野をバランスよく出題するという基本的な構成は共通しています。
追検査も、愛知県公立高校入試の理科をもう1セット演習する問題として、十分活用できる内容といえそうです。
それでは、大問ごとに見ていきましょう。
大問1
(1)動物の分類についての問題。
背骨の有無や体の特徴など、基本的な分類を正しく整理できていれば得点しやすい問題です。
(2)浮力についての問題。
物体をばねばかりでつるしたとき、水中に入れた部分が増えるほど浮力が大きくなることを理解できているかがポイントです。
大問2
土の中の微生物のはたらきを、デンプン溶液を使った実験から考える問題です。4点満点。
(1)は菌類・細菌類が「分解者」であり、有機物を無機物に分解することを理解していれば解けます。正解は「ウ」。
(2)はガスバーナーの操作。空気が不足した小さな炎から、炎を大きくして適切な状態にする手順を問う基本問題です。正解は「エ」。
(3)はこの大問のポイント。Aグループと、加熱したBグループの結果を比較し、デンプンが分解されたのは微生物の呼吸によること、加熱した方では生きた微生物がいなくなったことを判断します。正解は「ク」。
(4)は実験結果を時間の流れで読み取る問題。デンプンはいったんブドウ糖などに変化し、その後、微生物によって消費されたと考えます。正解は「イ」。
塾長
全体としては、用語の暗記だけではなく、A・Bグループを比較する「対照実験」と、2日後・7日後という変化を順番に追えるかがポイントでした。
大問3
炭酸水素ナトリウムを加熱したときの化学変化について、実験結果やグラフから考える問題です。5点満点。
(1)試験管の口を少し下げる理由を問う基本問題。加熱によって生じた液体が試験管の底へ流れ、急に冷やされて試験管が割れるのを防ぐためです。正解は「エ」。
(2)発生した気体は二酸化炭素、青色の塩化コバルト紙が赤色(桃色)になったことから水が生成したと判断します。加熱後に残った炭酸ナトリウム水溶液はアルカリ性なので、フェノールフタレイン液は赤色になります。正解は「Ⅰ:イ Ⅱ:ウ Ⅲ:カ」。
(3)は表の数値から、炭酸水素ナトリウムが十分に加熱されず、完全に反応しなかったものを見つける問題。反応前後の質量の関係から判断し、「イ・オ」となります。
(4)は実験結果を利用して、ベーキングパウダー100g中に含まれる炭酸水素ナトリウムの質量を求めます。正解は「オ(40g)」。
大問3は、化学反応式そのものを覚えるだけでなく、生成物の確認方法と質量変化を実験結果から読み取れるかがポイントでした。
大問4
ばねの伸びと力の関係を中心に、定滑車や浮力まで組み合わせて考える問題です。5点満点。
(1)はグラフから、同じ伸びになるときのばねA・Bにはたらく力を比較します。例えば5cm伸ばすには、ばねAは10N、ばねBは20N必要なので、比は1:2。正解は「ア」。
(2)は容器Yに入れる砂を増やしたときの、ばねAの伸びを選ぶ問題。砂が10Nを超えるまではおもりXが筒から離れず、そこからばねAが伸び始めることがポイントです。正解は「ウ」。
(3)は容器Yを水に沈めることで生じる浮力と、ばねBの伸びの関係を考えます。砂を40Nに変えた場合のグラフを判断し、正解は「ウ」。
(4)は実験3・4を組み合わせた装置で、力のつり合いを考える問題。容器Yがすべて水中に沈んだときのばねAの伸びは2.5cmとなり、正解は「イ」です。
大問4は、単にフックの法則を使うだけではなく、グラフからばねの性質を読み取り、力のつり合い・浮力まで組み合わせて考えられるかがポイントでした。
大問5
太陽と星の見かけの動きを、透明半球を使った観察結果から考える問題です。4点満点。
(1)透明半球上に記録した太陽の位置が等間隔になる理由を問う問題。太陽の日周運動は、地球が一定の速さで自転しているために起こります。正解は「イ」。
(2)は夏至の日の南中時刻を求めます。透明半球上では太陽が1時間ごとに4.0cm移動しており、日の出・日の入りまでの距離も利用して南中時刻を判断します。正解は「オ(午後0時12分)」。
(3)は緯度が同じ地点X・Yを比較する問題。地点Yでは冬至の南中時刻が地点Xより早いことから、YはXより東にあると判断できます。ただし緯度は同じなので、秋分の日の日の出の方角・南中高度・昼の長さは変わりません。正解は「ケ」。
(4)は星の日周運動と年周運動を組み合わせた問題。恒星は同じ時刻に観察すると、1か月でおよそ2時間早く見える位置へ移るため、6月17日午後11時に南中したアンタレスは、約1か月後の7月17日には午後9時ごろ南中します。また、地点Yは地点Xより東にあるため、同じ時刻ではアンタレスは真南より西側に見えます。正解は「Ⅰ:c Ⅱ:イ」です。
大問5は、単に天体の知識を覚えているだけでなく、太陽の日周運動・経度による時刻差・星の年周運動を結びつけて考えられるかがポイントでした。
大問6
大問6は、地学と化学から1問ずつ出題された小問集合で、2点満点です。
(1)は、低気圧と前線の位置・移動方向から各地点の天気を判断する問題です。
地点Aでは寒冷前線付近で激しい雨、地点Bでは前線が通過して雨がやんだ後、地点Cでは温暖前線の前面で弱い雨が続いていると判断します。
したがって、
A:① B:③ C:②
となり、正解は「イ」です。
(2)は金属のイオンへのなりやすさを、実験結果から判断する問題です。
金属Xのイオンを含む水溶液では、金属Y・Zの表面に物質が付着しているため、
Y・Z > X
と判断できます。
一方、金属Zのイオンを含む水溶液では、X・Yを入れても変化が見られないことから、Zが最もイオンになりやすいと分かります。
したがって、
金属Z > 金属Y > 金属X
となり、正解は「カ」です。
大問6は2点ですが、地学と化学という異なる分野から出題されています。どちらも基本知識を覚えるだけでなく、図や実験結果と結びつけて判断できるかがポイントでした。
塾長
今回の追検査は、実験結果やグラフから考える問題が多く見られました。
用語や公式の暗記だけで終わらせず、実験の手順・結果・理由までセットで理解しておくことが大切です。
5時限 英語
英語は、聞き取り検査と筆記検査に分かれています。
まずは聞き取り検査から見ていきます。
2026年度の追検査では、第1問から第3問までが出題され、第1問ではグラフを見ながら会話を聞く問題、第2問では2つの対話、第3問では英語による説明を聞いて答える問題となっています。
今回は実際の聞き取り検査の音源に加えて、音声をもとに作成した参考スクリプトも掲載しています。
できれば、まずは問題用紙を見ながら実際の音源を聞いて問題に挑戦し、その後にスクリプトを確認してみてください。
そのうえで、各問題について「どこを聞き取るべきだったのか」「どのように対策すればよいのか」を見ていきます。
英語 リスニング
聞き取り検査の注意点
愛知県公立高校入試の聞き取り検査では、音声を聞く力だけでなく、問題用紙から先に情報を読み取り、必要な情報を整理しながら聞くことが大切です。
まず大きなポイントは、試験開始後すぐにリスニングが始まるわけではないことです。「始め」の指示のあと、聞き取り検査の説明が始まるまで約1分間あります。また、必要があればメモを取ることも認められています。
この時間を何となく待つのではなく、問題用紙に目を通して、
- グラフや表は何を表しているのか
- 選択肢のどこが違うのか
- 数字・場所・人物・行動など、何を聞き取ればよいのか
- あらかじめ分かる情報はないか
を確認しておきましょう。
塾長
今回の第1問のように図表がある問題では、音声が始まってから初めてグラフを見るのでは遅くなります。
飯田先生
最近のリスニングは図表を使った問題が増えている一方、慣れてくれば「今どこの話をしているのか」を図表を見ながら追うことができる
また、聞き取り検査は基本的に同じ内容がもう一度放送されます。第1問も、対話と問いを聞いたあと、もう一度同じ内容が流れます。
1回目で全部を聞き取ろうとするのではなく、
1回目:全体の内容と答えの候補をつかむ2回目:答えの根拠になる部分を確認する
という意識で聞くとよいでしょう。
そしてもう一つ大切なのが、すべての英文を日本語に訳そうとしないことです。
聞き取り検査で必要なのは、英文を一語一句理解することではなく、問題を解くために必要な情報を聞き取ることです。
飯田先生
聞くだけではなく、会話を理解して情報を整理する力が入ってきている
塾長
「聞く前に見る」
「全部訳そうとしない」
「2回の放送を使い分ける」
この3点を意識するだけでも、リスニングはかなり解きやすくなります。
リスニング音声とスクリプト
2026年度(令和8年度)愛知県公立高校入試「追検査」の英語聞き取り検査音声です。
第1問 グラフと会話を照らし合わせる問題
2017年と2024年の「好きな教科」の割合を比較したグラフ
第1問は、2017年と2024年の「好きな教科」のグラフを見ながら、TomとAnnaの対話を聞く問題です。
A~Dがそれぞれ何の教科を表しているのかを会話から判断し、最後に「English(英語)はどれか」を答えます。
今回作成した参考スクリプトを見ると、答えにつながる部分は次の4か所です。
Math was the most popular in 2017 and 2024.
両方のグラフで最も割合が高いのはAなので、
A=Math(数学)
と分かります。
続いて、
2017年と2024年を比べると、どちらも14.0%なのはCです。
C=Social studies(社会)
となります。
さらに、
P.E. became the third most popular.
2024年のグラフで3番目に割合が高いのはDの14.2%なので、
D=P.E.(保健体育)
と判断できます。
ここまで分かれば、残った
B=English(英語)
となり、正解はBです。
飯田先生
図表が出ると難しそうに見えますが、逆に「今どの部分について話しているのか」を目で追うことができます。図表を見ながら聞く練習をしておくことが大切です。
塾長ポイント
この問題では、数字をすべて聞き取る必要はありません。
「一番人気」「割合が変わらない」「3番目に人気」
といったキーワードを聞き取り、その情報を一つずつグラフに当てはめていけば答えにたどり着けます。
リスニングでは、聞こえた英文をすべて日本語に訳そうとするのではなく、答えを出すために必要な情報を拾うことを意識しましょう。
第2問 対話の内容を正確につかむ問題
第2問は、1番・2番の2題。それぞれ、対話 → 問い → 選択肢の順に音声が流れ、その後にもう一度同じ内容が放送されます。
第1問と違って、問題用紙から先に読み取れる情報が少ないため、対話を聞きながら
「誰が」「何をしたいのか」「何に驚いているのか」
を整理しておくことが大切です。
1番 週末の予定についての会話
MikeがLucyに週末の予定を尋ねます。
Lucyは、
と答え、まだ予定を決めていません。
さらに、両親は買い物に行きたいものの、Lucy自身は
I would rather do something interesting outside.
私は買い物より、外で何かおもしろいことをしたいです。
と、外で何かしたいと話しています。
その後Mikeが、新しくできた公園へ行く予定を話し、
Do you want to come with me?
一緒に来ませんか。
とLucyを誘っています。
したがって正しいのは、
d. Mike invites Lucy to the new park.
です。
2番 ドイツ製の鉛筆についての会話
RyanがJudyに、自分の鉛筆がドイツで作られたことを話します。
Hey, Judy, do you know that my pencil was made in Germany?
ねえ、Judy。僕の鉛筆がドイツで作られたって知ってる?
Judyは、その鉛筆をRyanが日本で買ったと思っていたため驚きます。
No, I don't. I thought you bought it here in Japan, Ryan.
いいえ、知らなかったわ。Ryan、あなたが日本で買ったものだと思っていたよ。
Ryanは、日本で買ったこと自体は認めたうえで、鉛筆に書かれた表示に注目させます。
I did, but look at the pencil carefully. Can you see the words “Made in Germany”?
日本で買ったよ。でも、その鉛筆をよく見て。「Made in Germany(ドイツ製)」という文字が見える?
それに対してJudyは、
It's amazing. Your pencil traveled very far before you got it.
すごいね。あなたが手に入れる前に、その鉛筆はずいぶん遠くから来たんだね。
と答えています。
そして問いは、
What is Judy surprised about?
Judyは何に驚いていますか。
です。
会話のポイントは、「日本で買った」という情報ではなく、ドイツで作られた鉛筆が日本まで来たことにJudyが驚いているという点です。
したがって正解は、
c. Ryan's pencil came from another country.
c. Ryanの鉛筆は、外国から来た。
となります。
塾長
Germany、Japan という単語だけを拾うのではなく、
「どこで買ったのか」
と
「どこで作られたのか」
を区別して聞くことがポイントです。
第3問 睡眠についての説明を聞く問題
第3問は、若い人の睡眠時間や、よりよく眠るための方法についての英文を聞いて答える問題です。
ポイントになるのは次の2か所です。
Young people need to sleep between 8 and 10 hours every night.
若い人は毎晩8時間から10時間眠る必要があります。
この内容から、問1の正解は d(8~10時間) となります。
また、よく眠るためのアドバイスとして、
They should stay away from their smartphones and other electronic devices before they go to bed.
寝る前には、スマートフォンやその他の電子機器を使わないようにするべきです。
と述べられています。
したがって、問2の正解は a です。
第3問は、長めの英文をすべて覚える必要はありません。
「何時間眠る必要があるのか」
「寝る前に何をすべきなのか」
など、問いに関係する情報を意識して聞くことが大切です。
筆記検査
続いて、筆記検査を見ていきます。
2026年度の追検査は、大問1~大問4の4題構成で、筆記検査の配点は17点でした。
出題形式を見ると、
大問1 会話文
大問2 グラフ+英文
大問3 長文読解
大問4 会話文+表・要約
という構成になっています。
形式そのものは一般選抜と大きく変わっていませんが、今回の追検査でも、単に英文を読んで意味を理解するだけではなく、
英文とグラフを照らし合わせる
必要な情報を探して整理する
読んだ内容を表や要約に置き換える
といった力が求められています。
特に大問2~大問4では、英文を一文ずつ日本語に訳していくだけでは時間がかかってしまいます。
「何を聞かれているのか」を先に確認し、必要な情報を本文から探す
という読み方が重要になります。
一般選抜の解説でも触れましたが、現在の愛知県公立高校入試の英語では、語彙や文法を土台にしながら、情報を読み取り、整理して答える力がより重要になってきています。
それでは、大問1から順番に見ていきましょう。
大問1 会話の流れから適切な英文を選ぶ問題
大問1は、日本人の美咲(Misaki)と留学生のエミリー(Emily)が、日本文化について話している会話文です。
話題は、茶道 → 着物 → 日本食 → 春祭りと移っていき、それぞれの空欄に最も適する英文を選びます。
難しい文法知識を問うというより、空欄の前後を読んで、会話が自然につながる選択肢を選べるかがポイントです。
(1)
Emilyは、テレビで茶道を見て「とても美しくて静かだった」と話しています。
その後、美咲から、
That’s a great idea!
と返されているので、Emilyが「自分もやってみたい」と話したと考えるのが自然です。
したがって正解は、
エ want to try it someday
「いつかやってみたい」
となります。
(2)
ここでは着物について、
Some people say it looks simple, but( ).
と続きます。
but があるので、「シンプルに見える」とは反対方向の内容が入ることに注目します。
正解は、
ウ I think it has a lot of beautiful designs.
「たくさんの美しいデザインがあると思います」
です。
(3)
美咲から春祭りに誘われたEmilyは、
Yes!( )I’m looking forward to the festival.
と答えています。
Emilyはそれまでに、茶道や日本食など日本での体験について話しているため、
ア I want to add another wonderful experience.
「もう一つ素晴らしい経験を増やしたいです」
が自然につながります。
塾長
大問1では、空欄だけを見るのではなく、前後1~2文まで含めて会話の流れを確認することが大切です。
特に今回のような問題では、
but などの接続語
相手の返答
それまで何について話していたか
を見ることで、かなり選択肢を絞ることができます。
大問2 グラフと英文を照らし合わせる問題
大問2は、年代別に「インターネットを何に使っているか」を表したグラフを見ながら、LynnとShotaの会話を読む問題です。
ここからは大問1よりも、英文を読む力+グラフから情報を読み取る力が必要になります。
グラフには10代から60代までの年代別データが示され、利用目的として
- videos
- e-mails
- social media
- games
の4項目が扱われています。
会話の中では、例えば次のような情報が与えられています。
Watching videos is the most popular for people aged under 40.
40歳未満では、動画を見ることが最も多いと分かります。
一方で40歳以上については、
They use e-mail the most of all things.
とあり、e-mailの利用が最も多いことが分かります。
さらに、
For kids and teens, playing games is even more popular than using social media.
とあるので、若い年代ではgamesとsocial mediaの関係も判断できます。
(1)グラフのW・Yを特定する問題
会話の内容をグラフに当てはめながら、W・Yが何を表しているかを判断します。
ここで大切なのは、グラフを最初から全部読み取ろうとするのではなく、
「40歳未満では何が1位か」
「40歳以上では何が1位か」
「10代ではgamesとsocial mediaのどちらが多いか」
というように、英文で示された条件を一つずつグラフに当てはめることです。
正解は イ です。
(2)会話内容と一致する英文を選ぶ問題
こちらは、会話の内容と一致するものを選びます。
正解は、
ウ Lynn says people aged 40 and older use the internet for e-mails more than for videos.
40歳以上では、動画を見ることよりもe-mailを利用する割合の方が高い、という内容です。
この問題で注目したいのは、グラフだけ見ても、英文だけ読んでも答えにくいところです。
英文から条件を拾い、その情報をグラフに当てはめる必要があります。
一般選抜でも図表を使った問題が出題されており、2026年度の英語では、
「英文を読む → 必要な情報を抜き出す → 図表と照合する」
という力がかなり重要になっています。
飯田先生
グラフ問題は、全部を一度に理解しようとするのではなく、英文に出てきた条件を一つずつグラフに当てはめていくのがポイントです。
大問3 「ブルーカーボン」を題材にした長文読解
大問3は、二酸化炭素の排出問題と、その対策として注目されている**「blue carbon(ブルーカーボン)」**についての長文です。
日本だけでなく、オーストラリア・ケニア・ノルウェーの取り組みまで紹介されており、今回の筆記問題の中では最も本格的な長文読解となっています。大問3は6点の配点です。
文章の大まかな流れを先につかむと、
二酸化炭素排出の問題
→ 再生可能エネルギー
→ 海の植物とブルーカーボン
→ 日本の取り組み
→ オーストラリア・ケニア・ノルウェーの取り組み
となっています。
一文一文を完璧に日本語訳するよりも、**「今どの国の、何について読んでいるのか」**を整理しながら読むことが重要です。
(1)前後の内容から空欄を判断
冒頭では、各国が二酸化炭素排出の問題を解決しようとしていることが書かれています。
空欄の直後には、
Power from nature is needed to produce it, but some types of the power are affected by the weather.
とあり、自然の力を利用する一方で、天候の影響を受けるという説明が続きます。
したがって、
イ using renewable energy from the sun and wind
が正解です。
ここでは sun and wind と、その後の affected by the weather を結び付けられるかがポイントです。
(2)blue carbonとは何か
本文中には、
The carbon caught by the plants in the water is called “blue carbon.”
と、blue carbonの意味がそのまま説明されています。
したがって正解は、
ア Blue carbon is the carbon stored by plants in the sea water.
です。
難しそうな用語が出てきても、本文中に定義が書かれている場合は、その前後を丁寧に読むことが大切です。
(3)接続語を選ぶ問題
日本の取り組みを紹介したあと、
Other countries are making similar efforts…
と続き、オーストラリアの例が紹介されます。
そのため、
ウ For example
が最も自然です。
(4)各国の取り組みを表に整理する問題
ここは大問3で特に注目したい問題です。
長文で読んだ内容を、今度は国ごとの「Focus」と「Notes」へ整理し直す必要があります。
例えばオーストラリアについては、
Australia is restoring wetlands and coral reefs.
とあり、湿地やサンゴ礁といった環境全体を回復させようとしているため、
X=イ ecosystem
となります。
ケニアについては、植林活動だけでなく、
Kenya is also encouraging other countries to start their own projects for protecting nature.
とあります。
したがって、
Y=カ hopes other countries protect nature
です。
この問題は単純に英文の意味を理解するだけではありません。
本文を読む → 国ごとの情報を探す → 表のどこに当てはまるか整理する
ところまで求められています。
(5)文章全体の内容をつかむ問題
最後は、本文全体と一致する内容を選びます。
日本は海の植物、オーストラリアは湿地やサンゴ礁、ケニアは植林、ノルウェーは二酸化炭素を海底に貯蔵するなど、国によって異なる方法が紹介されています。
したがって正解は、
イ Some countries are trying different ways to solve the problem of carbon dioxide emissions.
となります。
この長文で大切なのは、知らない単語が多少あっても止まらないことです。
blue carbon のような聞き慣れない言葉が出てきても、本文を読めば意味が説明されています。
そして今回特に重要なのが、各段落の役割をつかむことです。
「日本の話」「オーストラリアの話」「ケニアの話」「ノルウェーの話」と大きく区切って読めば、(4)のような表を完成させる問題でも、必要な情報を本文に戻って探しやすくなります。
飯田先生
「情報を読み取って整理して再現する力が必要になっている」
大問4 会話文の内容を表や日記に整理する問題
大問4は、正人(Masato)とアメリカ出身のリー先生(Mr. Lee)が、日本とアメリカの新聞の違いや共通点について話す会話文です。
会話を読んで終わりではなく、
空欄補充 → 語句選択 → 表への整理 → 日記の完成
と、読み取った内容をさまざまな形に置き換えて答える問題になっています。大問4は6点です。
(1)会話の流れから英文を当てはめる
日本には全国紙がいくつかある、という話のあとに入る文を判断します。
正解は、
ア They contain various news and topics about all over Japan.
です。
空欄だけを見るのではなく、前後の話題が自然につながるかを確認することがポイントです。
(2)文法・語法の基本問題
A~Cには、それぞれ適切な動詞を入れます。
A=カ put
put a newspaper into the mailbox
「新聞を郵便受けに入れる」
B=キ imagine
Can you imagine what they do?
「彼らが何をしているか想像できますか」
C=イ make
make our life better
「私たちの生活をよりよくする」
となります。
ここは難問というより、基本的な語彙・熟語を正確に身につけているかが問われています。
(3)会話の内容を表に整理する問題
ここは大問4で注目したい問題です。
正人がリー先生との会話を、
共通点(Similarities)
相違点(Differences)
に分けて表にまとめています。
会話から、
- 両国とも紙の新聞は減っている
- 全国紙の数は、アメリカは少なく日本は複数ある
- アメリカでは新聞を家の前の庭へ配達することがある
と読み取れます。
したがって、
X=①
Y=④
Z=⑤
となり、正解は ウ です。
この問題も大問3と同じく、本文の情報をそのまま覚えるのではなく、必要な内容を探して表に整理する力が必要です。
(4)会話内容を日記にまとめる問題
最後は、正人がその日の会話を英語の日記にまとめたものです。
本文から、
アメリカでは外で新聞を買う人が多い
日本の方が全国紙が多い
新聞を読んで世界についてもっと情報を得たい
という3点を確認します。
したがって正解は オ です。
大問4では、英文そのものは極端に難しくありません。
ただし、会話文の情報を、
表に整理する
別の英文に言い換える
日記としてまとめ直す
という作業が必要です。
塾長
英語は「英文を日本語に訳せれば解ける」だけではなく、必要な情報を見つけ、整理し、別の形に置き換える力がますます重要になっています。
まとめ
2026年度の追検査を5教科通して見ると、一般選抜と大きく異なる試験ではなく、求められている力にも共通点が多く見られました。
特に各教科で共通していたのは、
「知識を覚えているだけでなく、資料や文章から必要な情報を読み取り、整理して判断する力」
です。
国語では根拠をもって読む力、数学では条件を整理して考える力、社会・理科では資料や実験結果を読み取る力、英語では英文や図表を結び付けて考える力が求められていました。
普段の勉強でも、答えを出して終わりにせず、
「なぜその答えになるのか」
まで確認する習慣をつけておきたいところです。
また、追検査の問題も実際の愛知県公立高校入試として作られた問題です。一般選抜の過去問とあわせて取り組むことで、入試対策の幅を広げることができます。