高3生は私立一般入試、中3生は私立の推薦が終わったところです。
ここから試験が続きます。気力と体力の勝負です。
そして、最近うちの教室でも私立の過去問を解いている様子をよく目にします。うちの生徒にもまだ伝えきれていないことがあるので、過去問の解き方について今日は記事にしていますので、受験生以外の方も是非参考にしてください。
時間を設定して解く
高校入試問題の多くは1教科45分の設定です。過去問を解く際に時間を無視して取り組んでも意味が半減してしまいます。
解答合わせをする
このとき、レベル分けをする
結果 | 分類 | 状況 | 判定 | 対策 | 確認事項 |
正解 | A | 自信があって解けた | ◎ | 特に必要なし | |
B | 偶然できただけ | × | 改めて学びなおす | 改めて学ぶべきか、パスした方が良いのか判断が必要 | |
誤答 | C | 自信があったがミス | × | ミスの原因とパターンをつかむ | 同じミスが発生しないよう、対策を考えて実施・「わかっているから・・・」という油断は禁物 |
D | わからなかった | × | 改めて学びなおす | 改めて学ぶべきか、パスした方が良いのか判断が必要 |
間違えた問題のやり直し
入試問題は100点を取る必要はないので、合格点を取るために以下の分類をしてほしい。
わかりやすい例で全県模試の出題内容別成績を見てみましょう。
出題内容別成績の見方
全県模試の結果を見るときに1枚目の偏差値と、2枚目の合格判定はみんなよく見ていますが3,4枚目にこの出題内容別成績があります。これの何がいいかって、全県模試での正答率が高い順に問題番号が並べ変えられています。
例えば、今回の生徒は理科50点ですからあと+10点くらい得点しようとすると、
・絶対に間違えていけない問題
・できると差がつく問題
で、1問ずつ得点できれば+10点になるわけです。
絶対に間違えてはいけない問題
自分の実力で解ける範囲の問題。この分類の失点は非常に痛いので、ケアレスミスと軽く捉えないことが大切、なんらかのミスをしやすいやり方が試験中にやっていた可能性が高いので確実にやり直しと、類題を解いておくこと。
できると差がつく問題
解答できそうで結局解けずに時間だけ浪費したことにならないように注意は必要ですが、復習の際は解答・解説を読んで6~8割程度理解できる内容であれば、チャレンジしてください。
また、解答・解説を読んでわからない箇所は先生に聞いて確実に解決しましょう。
実際の試験では、例えば1分以上手が止まった問題は一旦解くのをやめて次の問題を解きましょう。
次の問題を解いている際にも潜在意識のなかでは、その問題を解き続けているので途中で解き方が見つかることがよくあります。
できなくてもよい問題
手が1分以上止まるような問題は実力以上の問題です。さっさ飛ばして確実に解ける問題をどんどん解きましょう。
復習の際も解答・解説を読んで半分以上わからないものはこの段階で深追い
出来なかった問題の単元を洗い出す
過去問で全県模試ほどの分析をするのはなかなか難しいですが、解答・解説を見ると出題内容が書いてあります。例えばH30年度 愛知県公立高校 A 理科(東京学参)を見てみると
1.小問集合
・火山の運動と火成岩:火山岩
・地層の重なりと過去の様子:堆積岩
・身の回りの物質とその性質:グラフで考える密度
とかなり細かく書いてくれています。
普段使っている問題集で単元のやり直しをする
これやらないと過去問やった意味ありませんから!!
絶対に単元のやり直しはしてくださいね。
名学館の生徒ならeトレでまとめ問題をやろう。
過去問で間違えた問題をもう一度やってみる
さらに!!
単元のやり直しで終わらない!!
もう一度、過去問で間違えたところは何も見ずにテストのつもりで解いてみよう!!
さて、いかがでした?過去問をやりっぱなしで終わっている人が多いと思いますが、塾長が教えた6つルールをもう一度確認して、できなかった問題をできるようにして合格を引き寄せよう!!