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名学館小牧新町校 塾長の吉澤です。
いつもは高校入試情報ですが、今回は定期テスト対策です!!

中3の2学期期末テストは入試にかかわる最後の定期テストです!!
中学3年生にとって、2学期の期末テストは高校入試を控えた大切なテストです。
2027年度 愛知県高校入試
2026年11月16日(月)~18日(水)にかけて、名学館小牧新町校に通う生徒たちの小牧中・岩崎中・応時中・味岡中・大口中では、ほぼ同じ時期に2学期期末テストが実施されます。
今回、特に注意したいのが英語です。
現在分詞・過去分詞を使った後置修飾、関係代名詞、間接疑問文など、中学校の英語でも理解が難しい文法が数多く登場します。
ところが、実際に生徒たちを指導していると、気になることがあります。
英語がわからない原因は、本当に英語の文法だけなのでしょうか?
日本語の文章を読ませて主語と述語を尋ねると、正しく答えられない生徒がいます。
文全体の主語がわからない。どの言葉がどの言葉を説明しているのかわからない。
その状態で英単語を並べても、正しい英文を作ることは難しくなります。
私は、今回のような難しい英文法を学習するときこそ、英語の前に、まず日本語の文章の構造を理解することが大切だと考えています。

日本語の文法わからないのに、英語の文法わかるわけないよね?
この記事では、普段の個別指導で実際に生徒たちに問いかけている内容も紹介しながら、
国語の「主語・述語・修飾語」と英語の「後置修飾・関係代名詞」
を結びつけて解説していきます。
途中には、クリックすると解答と解説が表示される練習問題も用意しました。
中学3年生の皆さん、ぜひ紙とペンを用意して、自分で考えながら読み進めてみてください。
英語を理解する第一歩は、文の仕組みを理解すること。
それでは始めましょう。
第1章|中3の2学期期末テスト、英語が難しい理由
今回の2学期期末テストでは、中学3年生の英語に次のような重要な文法が登場します。
- 間接疑問文
- 現在分詞・過去分詞を使った後置修飾
- 関係代名詞(主格・目的格)
- 関係代名詞の省略
これらの文法は、単に新しい単語や文法のルールを覚えればよいというものではありません。
特に後置修飾や関係代名詞では、英文のどの部分が主語で、どこが動詞なのか、さらにどの言葉がどの名詞を説明しているのかを理解する必要があります。
単語は簡単なのに、英文になると難しい?
例えば、次の英文を見てください。
(playing soccer in the park)が The boy を後ろから説明しています。
「公園でサッカーをしている少年は私の弟です。」
使われている単語は、ほとんどが中学1・2年生までに学習したものです。
ところが、この英文を正しく理解するには、次の2つを見抜かなければなりません。
① 文全体の骨組み
The boy is my brother.
「その少年は私の弟です。」
② 名詞を説明している部分
(playing soccer in the park)
「公園でサッカーをしている」
この部分が、直前の the boy を説明しています。
つまり、長い英文でも中心となる文は意外とシンプルなのです。
英文が長くなると、なぜ間違えるのか?
生徒が間違えやすいのは、文の中に動詞のような形が複数登場することです。
先ほどの英文には、playing と is があります。
しかし、playing は boy を説明する現在分詞であり、文全体の動詞は is です。
この違いが理解できていないと、英文を正しく読み取ることができません。
さらに、関係代名詞になると、一つの英文の中に「主語+動詞」の組み合わせが複数登場することもあります。
そのため、単語の意味を一つずつ日本語に置き換えるだけでは、英文全体の意味を正確に理解することが難しくなるのです。
英文を「かたまり」で捉える力を身につけよう
今回の記事では、英文の構造をわかりやすくするために、括弧と矢印を使って説明していきます。
括弧の使い方は、英文解釈の参考書などでも採用されている方法を参考に、次のように統一します。
| 記号 | 働き | 簡単な説明 |
|---|---|---|
| < > | 名詞の働き | 名詞と同じ役割をするまとまり |
| ( ) | 形容詞の働き | 名詞を説明するまとまり |
| [ ] | 副詞の働き | 動詞などを詳しく説明するまとまり |
※括弧の使い方は先生や参考書によって異なります。この記事では、肘井学先生の英文解釈の方法を参考にしています。
「形容詞」「副詞」という言葉は、中学生には少し難しく感じるかもしれません。
今はすべてを覚えなくても大丈夫です。
まずは、括弧で囲まれた部分が、文の中でどのような働きをしているのかを意識してみましょう。
高校英語の長文読解でも役立つ考え方です。
でも、その前に確認したいことがあります
ここまで英文の構造について説明してきましたが、実は英語に進む前に確認しておきたいことがあります。
それは、日本語の文章の主語と述語を正しく見つけられるかということです。
日本語でも文の骨組みを捉えられていなければ、英語にしたときに、どの言葉を主語にして、どこに説明を付け加えればよいのか迷ってしまいます。
次の章では、いったん英語から離れて、日本語の問題に挑戦してみましょう。
第2章|英語の前に国語!主語と述語を見つけられますか?
英語の後置修飾や関係代名詞を理解するためには、英文の主語や動詞を見つけることが重要です。
しかし、その前に確認したいことがあります。

日本語の文章で、主語と述語を正しく見つけることができますか?
実際に生徒を指導していると、日本語の主語と述語の関係を十分に理解できていないケースがあります。
まずは、次の問題に挑戦してみてください。
問題① 文全体の主語と述語は?
✏️ 問題①|文全体の主語と述語
ステージの上のあの少年たちは、
この文全体の「主語」と「述語」は何でしょうか?
解答・解説を見る
【正解】
主語: あの少年たちは
述語: 生徒たちです
文の骨組み
あの少年たちは → 生徒たちです
なぜ「あなたが」ではない?
「あなたが」は「よく知っている」と 対応する、修飾部分の中の主語です。
文全体の主語と述語は、 「あの少年たちは」と 「生徒たちです」が対応しています。
なぜ「あなたが」ではいけないのか?
この問題を生徒に出すと、主語を「あなたが」と答えることがあります。
そこで私は、こんな質問をします。
「じゃあ、この文章は『あなたが生徒たちです』という意味なの?」
もちろん、そうではありません。
大切なのは、主語らしい言葉を見つけることではなく、その主語が、どの述語と対応しているのかを考えることです。
実は「あなたが」も間違った日本語ではありません。
「あなたがよく知っている」という部分の中では、「あなたが」が主語で、「知っている」が述語になっています。
つまり、この文章には次の2つの関係があるのです。
「あの少年たちは」→「生徒たちです」
「あなたが」→「知っている」
ステージの上のあの少年たちは、あなたがよく知っている生徒たちです。
「あなたがよく知っている」は 「生徒たち」を説明する部分です。 文全体の主語と取り違えないようにしましょう。
「あなたが」を主語と答えた生徒は、文章の一部分にある主語を見つけてはいます。
しかし、それを文全体の主語と混同している可能性があります。
ここを区別することが、これから学習する関係代名詞を理解するうえでも重要になってきます。
長い文章は、いったん短くしてみよう
日本語でも英語でも、文章が長くなると、どこが中心なのかわかりにくくなることがあります。
そんなときは、詳しい説明をいったん取り除き、文の骨組みだけを残してみましょう。
先ほどの文章なら、
「ステージの上の」
「あの少年たちは」
「あなたがよく知っている」
「生徒たちです」
というまとまりに分けられます。
ここから、詳しく説明している部分をいったん外すと、
「あの少年たちは、生徒たちです。」
という短い文章が残ります。
意味の中心は変わっていません。
このように、文章を短くしても意味の中心が残る部分を探すと、主語と述語の関係が見えやすくなります。
問題② 文の骨組みを取り出そう
✏️ 問題②|文の骨組みを取り出そう
昨日、図書館で借りた本は、
この文章の「文全体の主語」と 「述語」は何でしょうか?
解答・解説を見る
【正解】
主語:本は
述語:おもしろかったです
文の骨組み
本は → おもしろかったです
詳しい説明はどこ?
昨日、図書館で借りた → 本
とても → おもしろかった
これらの説明をいったん外すと、 「本はおもしろかったです。」 という文の骨組みが残ります。
問題③ もう少し難しい文章に挑戦!
✏️ 問題③|もう少し難しい文章に挑戦!
私の母が作ったケーキは、
この文章の「文全体の主語」と 「述語」は何でしょうか?
解答・解説を見る
【正解】
主語:ケーキは
述語:大人気でした
文の骨組み
ケーキは → 大人気でした
修飾関係を確認しよう
私の母が → 作った
私の母が作った → ケーキ
「私の母が」は「作った」に対応する、 修飾部分の中の主語です。
文全体の主語を「私の母が」とすると、 「私の母が大人気でした」という 別の意味になってしまいます。
主語だけを探すのではなく、 対応する述語まで確認すること が大切です。
主語と述語は、必ず対応させて考えよう
今回の3つの問題で確認したかったことは、単純に主語と述語を暗記することではありません。
文章全体で何について述べているのか。
その主語に対応する述語はどれなのか。
どこからどこまでが、詳しく説明している部分なのか。
この3つを意識することが大切です。
特に中学3年生の英語では、一つの英文の中に複数の主語や動詞が登場するようになります。
そのとき、文全体の骨組みと、説明を付け加えている部分を区別できるかどうかが、英文を正しく理解するための重要なポイントになります。
次の章では、ここから一歩進んで、**「どの言葉が、どの言葉を説明しているのか」**という修飾関係について考えていきましょう。
第3章|どの言葉が、どの言葉を説明している? 修飾関係を理解しよう
第2章では、長い文章でも主語と述語を見つけ、文の骨組みを取り出すことが大切だと説明しました。
では、骨組み以外の言葉は、どのような役割をしているのでしょうか?
ここで重要になるのが、「修飾する」という考え方です。
修飾とは、ある言葉に詳しい説明を付け加えることです。
例えば、
「少年」
という言葉だけでは、どの少年なのかわかりません。
そこで、
「ステージの上にいる少年」
とすれば、どの少年なのかが詳しくわかります。
このように、「ステージの上にいる」が「少年」を説明する関係を修飾関係といいます。
日本語の修飾関係を確認しよう
第2章で使った文章をもう一度見てみましょう。
「ステージの上のあの少年たちは、あなたがよく知っている生徒たちです。」
この文章には、大きく分けて2つの修飾関係があります。
①「ステージの上の」→「あの少年たち」
②「あなたがよく知っている」→「生徒たち」
日本語では、説明する言葉が 名詞の前に置かれています。
つまり、文全体の骨組みは、
「あの少年たちは、生徒たちです。」
ですが、その中にある「少年たち」と「生徒たち」のそれぞれに説明が加えられているのです。
ここで大切なのは、どの言葉が、どの名詞を説明しているのかを正しく見つけることです。
日本語と英語では、説明する言葉の位置が違う
日本語では、基本的に説明する言葉を名詞の前に置きます。
例えば、
「サッカーをしている少年」
「英語で書かれた本」
「私が昨日買ったかばん」
いずれも、詳しく説明する言葉が名詞の前にあります。
一方、英語では、名詞の後ろに説明を置くことがあります。
the boy (playing soccer)
「サッカーをしている少年」
the book (written in English)
「英語で書かれた本」
the bag (I bought yesterday)
「私が昨日買ったかばん」
日本語では、説明する言葉が名詞の前にきます。
英語では、説明する言葉が名詞の後ろにくることがあります。
日本語は「前から説明」、英語は「後ろから説明」になることがあります。
これが、後置修飾を理解するときの大切な考え方です。
このように、説明する語句や文を名詞の後ろに置くことを「後置修飾」といいます。
日本語では前から説明していた内容が、英語では後ろに置かれることがあるのです。
ただし、英語でも a beautiful flower(美しい花)のように名詞の前から説明する場合があります。
今回学習するのは、特に名詞の後ろから詳しい説明を加える表現です。
英文を作るときは、まず骨組みから考える
では、最初の日本語を英語にしてみましょう。
「ステージの上のあの少年たちは、あなたがよく知っている生徒たちです。」
いきなり単語を並べるのではなく、まず文全体の骨組みを英語にします。
Those boys are students.
「あの少年たちは生徒たちです。」
ここに、詳しい説明を付け加えていきます。
まず、
「ステージの上の」→「あの少年たち」
という関係です。
Those boys (on the stage) are students.
次に、
「あなたがよく知っている」→「生徒たち」
という関係を加えます。
Those boys (on the stage) are students (you know well).
これで英文が完成しました。
(on the stage)は boys を、 (you know well)は students を説明しています。
※( )は英文の構造を示すための記号です。 実際の英作文では付けません。
英文が長くなっても、中心となる骨組みは変わっていません。
Those boys are students.
この文に、2つの説明が加わっただけなのです。
問題④ どの言葉が、どの名詞を説明している?
✏️ 問題④|どの言葉が、どの名詞を説明している?
公園で遊んでいるあの子供たちは、
次の2つの言葉は、それぞれ何を説明していますか?
①「公園で遊んでいる」
②「私の妹がよく知っている」
解答・解説を見る
【正解】
① 公園で遊んでいる
→ あの子供たち
② 私の妹がよく知っている
→ 友達
文全体の骨組み
あの子供たちは → 友達です
修飾関係を確認しよう
公園で遊んでいる → あの子供たち
私の妹がよく知っている → 友達
「遊んでいる」「知っている」という 2つの動作が登場しますが、 どちらも名詞を詳しく説明する部分に 含まれています。
文全体の述語は「友達です」です。
どの言葉が、どの名詞を説明しているか を意識しましょう。
問題⑤ 文の骨組みと修飾関係を考えよう
✏️ 問題⑤|文の骨組みと修飾関係を考えよう
昨日、私の父が買った車は、
次の3つについて考えてみましょう。
① 文全体の主語と述語は?
②「昨日、私の父が買った」は 何を説明している?
③「外国で作られた」は 何を説明している?
解答・解説を見る
【正解】
① 主語:車は
述語:車です
② 昨日、私の父が買った
→ 前半の「車」
③ 外国で作られた
→ 後半の「車」
文全体の骨組み
車は → 車です
修飾関係を確認しよう
昨日、私の父が買った → 前半の「車」
外国で作られた → 後半の「車」
「私の父が」は「買った」に対応する、 修飾部分の中の主語です。
また、同じ「車」が2回出てきますが、 それぞれ別の修飾語が説明しています。
文全体の骨組みは 「車は車です」。 そこに詳しい説明を加えることで、 どのような車なのかが わかる文章になっています。
修飾関係を理解すれば、長い英文も怖くない
今回の章で覚えてほしいことは、次の3つです。
① 文章には中心となる骨組みがある。
まずは、文全体の主語と述語を確認しましょう。
② 説明する言葉には、必ず説明する相手がいる。
どの言葉が、どの名詞を詳しく説明しているのかを考えましょう。
③ 英語では、名詞の後ろから説明することがある。
日本語との語順の違いを理解することが、後置修飾や関係代名詞を学習する第一歩になります。
次の章では、いよいよ現在分詞・過去分詞を使った後置修飾について、具体的な英文を使って解説していきます。

